一に茶葉量、二に湯温
2012年07月15日
桃井ミュージアムで開かれた煎茶教室
講師は姫路市二階町の老舗「小林松濤園」の小林健太郎常務(39)。5年ほど前から依頼に応じて教室を開いているという。午前と午後で計45人が受講した。
「ポイントは茶葉の量、湯温、待ち時間の3つ」と小林さん。計量スプーンで茶葉をすくい、ポットの湯を一旦湯飲みに取って適温の80度程度に冷ましてから急須へ。ふたをしてから40秒蒸らし、湯飲みに注いだ。
「注ぎ分ける回数が多いほどおいしくなります」と小林さん。注ぎ終わりに近づくほどお茶の旨味が増すといい、「最後の一滴までしっかり振り切って」と指導した。急須のふたを取ったときに、内側がすぐに乾けば「おいしく入った証拠です」。
教室ではお茶の歴史、栄養成分のほか、茶葉の保存方法も紹介。出がらしに熱湯を注いで冷ませばカテキンたっぷりのうがい薬になり、残った茶葉を花壇や畑にまけばナメクジ除けになるなど役立つ豆知識も伝えた。
職場で給茶の機会が多いという大津の西山昭代さん(52)は「お茶の良さをいっぱい知ることができました。さっそく家で練習します」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年7月21日(1999号) 3面 (7,326,698byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
高校生が特大銅鐸復元にチャレンジ [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日自筆の花押入り 山鹿素行の書状 [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日山鹿素行の思想テーマに講演会 獅子舞6団体出演 24日に伝統文化祭 「坂越の嫁入り」神戸の企業が事業化 7部門66点入賞 16日まで市美術展 [ 文化・歴史 ] 2018年09月12日故粟田哲也さんの遺稿集『鉄弥と文芸作品』 [ 文化・歴史 ] 2018年09月01日ピアノ全国大会で金賞 元塩町の馬場未宙さん 赤穂小金管クラブが金賞 関西代表決定 トールペイントとクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2018年08月09日絵マップコンクールの作品募集 30回目の定演 12日に市民合唱団 忠臣蔵浮世絵2000点をネット公開 [ 文化・歴史 ] 2018年07月30日次世代へ託す「ふるさと讃歌」 [ 文化・歴史 ] 2018年07月28日義士祭出演目指して「やり踊り」 [ 文化・歴史 ] 2018年07月28日
コメントを書く