“海のゆりかご”再生へ、移植のアマモが成長
2008年06月14日
移植した一部が順調に生育している大塚海岸のアマモ。左上に小魚が見える
アマモの生育が確認されたのは、海岸から約100メートル沖合いにある通称・ライオン岩のそば。
厳寒期の2月中旬、御崎・尾崎小の3年生(当時)が発芽させた苗を三島さんらボランティアダイバー5人が水温7度の海中に潜って移植。150株植えたうち3割以上が根付き、高さ10センチほどだった苗は25〜40センチに伸びているという。
アマモは浅い海底に生育する多年草。小魚の住処や産卵場所になることから“海のゆりかご”と呼ばれ、減少の一途をたどる海資源復活の一手段として全国各地で藻場の再生が取り組まれている。
各地のアマモ再生活動を支援しているNPO「アマモ種子バンク」=西宮市=によると、移植した苗が根付くには土壌、日当たりなどの条件が揃わなければ難しく、「ほとんどは根付く前に波にさらわれてしまう」という。
「波に流されずに残ったことで第一関門はクリアした」と三島さん。秋までに一旦枯れて11月ごろ再び芽を出すといい、「次のハードルは無事に越冬できるかどうか。乗り越えてほしい」と切に願っている。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】真冬の海でアマモ移植
掲載紙面(PDF):
2008年6月14日(1799号) 1面 (7,733,473byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
森林保全の功労で環境大臣表彰 赤穂民報主催・第23回習字紙上展の作品募集 リレーカーニバル、赤穂勢が2年連続で決勝 保育所へお菓子のプレゼント [ 子供 ] 2015年04月30日プルトップ回収で車椅子、11年越しに寄贈 古代ロマン感じた出前授業 実業団選手招き軟式テニス教室 市長旗争奪少年野球が開幕 雄鷹台山に山頂標柱を建立 [ ボランティア ] 2015年04月16日希望ふくらませて入学式 [ 子供 ] 2015年04月07日澄んだ音色は頑張った証 ランドセルカバー寄贈、今年は透明 進学・進級前に善意のシューズ寄贈 [ ボランティア ] 2015年03月24日オリジナル看板で「飛び出し注意」 [ ボランティア ] 2015年03月21日バイオリン教室が練習成果を発表
コメントを書く