豊原国周の義士浮世絵展
2012年11月22日
豊原国周画「義士討入之図」の赤垣源蔵
国周は明治期における役者絵の代表的絵師で、戊辰戦争以後に不況だった歌舞伎界の再興に貢献した。写真の登場とともに廃れた役者絵の最後を飾った絵師とも言える。
「明治の浮世絵師 豊原国周『赤穂義士』」と題した本展では人気連作「義士銘々伝」「義士討入之図」を中心に35点を展示。九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎など当時の名優たちを勇壮に描いた版面が目を引く。国周が師事した三代歌川豊国、同門の三代歌川国貞の作品も掲出する。
佐野正幸館主(72)は「登場人物の一人一人にドラマがある忠臣蔵の魅力を作品から味わってもらえれば」と話している。
12月14日(金)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年11月23日(2015号) 1面 (12,336,055byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
なぜ塩産地に? 「ブラタモリ」風動画でPRへ [ 文化・歴史 ] 2024年02月10日築150年の三木家住宅「アイデア組み合わせてリノベーションを」 [ 文化・歴史 ] 2024年01月30日赤穂緞通作家の見並なおこさんに「ふるさと文化賞」 師匠に続き受賞 [ 文化・歴史 ] 2024年01月29日鷏和の「国境石」破損 市教委「原因は不明」 折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展 [ 文化・歴史 ] 2024年01月15日坂越地区テーマに「赤穂の魅力再発見講座」 炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵 [ 文化・歴史 ] 2024年01月03日華麗な文様表紙に 赤穂緞通の御朱印帳 [ 文化・歴史 ] 2024年01月02日日展で10年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年01月01日田辺眞人氏の歴史発見講座 受講者50人募集 「もう一度本格的な忠臣蔵を」時代劇研究家の春日太一さん講演 [ 文化・歴史 ] 2023年12月15日日本遺産サポーター講習会 修了者に白バンド進呈 義士ゆかりの大石神社に四十七士銘板 [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日「感動させる演奏を」マーチングバンド全国大会で活躍誓う [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日喜寿の紀行写真展「北の大地を行く」 [ 文化・歴史 ] 2023年12月03日
コメントを書く