「これより播磨国」国境石を探訪
2012年11月24日
史跡探訪ツアーで訪れた福浦綱崎の国境石
赤穂市立有年考古館(宮崎素一館長)の主催で市民約15人が参加。備前市三石の船坂峠、上郡町八保丙の山伏峠など国境石が現存する3カ所のほか、南北朝時代の武将、児島高徳が後醍醐天皇の救出へ挙兵した「船坂山義挙之趾」などの史跡も訪ねた。
最初に訪問した福浦綱崎では周囲を礎石で固めた土台に建つ花崗岩で作られた標石(高さ約1・9メートル、30センチ角)を見学。東側面に「従是東播磨國」、反対側の西側面に「従是西備前國」の文字が刻まれているのを確認した。
赤穂市教委では石碑周辺の地権者の了承を得て年数回の草刈りを実施。案内説明柱を建てて啓発に努めている。ツアーを企画した宮崎館長は「貴重な文化財である石造物の意義を見直してほしかった」と趣旨を話しており、この日は天候などの都合で取り止めた取揚島の国境石も「いずれ見学の機会を設けたい」としている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年12月1日(2016号) 3面 (8,304,197byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
考古学の視点で考える「秦氏」のルーツ 宮前桜でチャリティアート展 賛同作家募集 3日から「秦氏フェス」4日に記念講演 [ 文化・歴史 ] 2022年05月28日市美術協会展に力作43点 [ 文化・歴史 ] 2022年05月27日緞通に魅せられ 作家目指して移住 [ 文化・歴史 ] 2022年05月22日北野中の大川礼子さん 国展で斎木幸子賞 [ 文化・歴史 ] 2022年05月21日樫本大進と独の名門オケ共演 21日一般発売 電子雑誌閲覧サービス導入 市立図書館 人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日
コメント
0 0
投稿:乙 2012年11月25日コメントを書く