宮前桜でチャリティアート展 賛同作家募集
2022年06月03日
尾崎の赤穂八幡宮向かいで3年前に道路拡幅工事で伐採された樹齢40年弱のソメイヨシノを木工品に再生する「宮前桜プロジェクト」で、発起人の茶谷誠さん(44)=御崎=が取り組みに賛同するものづくり作家を募っている。

宮前桜は神社向かいの宮前児童遊園に1982年ごろに3本植えられ、地元住民や道行く人たちに親しまれた。市道整備に伴い、2019年7月にうち2本が撤去され、市内で木工会社を営む茶谷さんが「慣れ親しまれた桜が処分されてしまうのは惜しい」と伐採、切断された大小40本ほどの幹を引き取った。
茶谷さんは大津の作業場でこれらの幹を1年間水中保存してから2年間の自然乾燥。このほど一部の細い幹で含水率をチェックしたところ、加工に適するとされる15%程度まで下がったことがわかった。サンプルとして製材すると、様々な木目や濃淡が入り交じっており、「ビンテージ風のおもしろい木材として活用できそう」だという。
さらに乾燥が進めば、太い幹も加工に適した状態になると見込まれる。茶谷さんは、乾燥済みの木材を地元のものづくり作家に無償で提供する予定。作家らが制作した作品を集めてチャリティアート展を開き、収益を地域活性化に役立てたいと考えている。
「いろんな大きさや厚み、木目の木材を用意できると思う。作家さんと相談した上で素材を提供したいので、興味のある人は連絡してほしい」と話している。問い合わせはメールinfo@hitoka.net(一嘉彩工・ひとかさいこう)。TEL46・1700。
掲載紙面(PDF):
2022年6月4日号(2464号) 4面 (9,638,423byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)

加工に適した含水率になりサンプル製材された宮前桜
宮前桜は神社向かいの宮前児童遊園に1982年ごろに3本植えられ、地元住民や道行く人たちに親しまれた。市道整備に伴い、2019年7月にうち2本が撤去され、市内で木工会社を営む茶谷さんが「慣れ親しまれた桜が処分されてしまうのは惜しい」と伐採、切断された大小40本ほどの幹を引き取った。
茶谷さんは大津の作業場でこれらの幹を1年間水中保存してから2年間の自然乾燥。このほど一部の細い幹で含水率をチェックしたところ、加工に適するとされる15%程度まで下がったことがわかった。サンプルとして製材すると、様々な木目や濃淡が入り交じっており、「ビンテージ風のおもしろい木材として活用できそう」だという。
さらに乾燥が進めば、太い幹も加工に適した状態になると見込まれる。茶谷さんは、乾燥済みの木材を地元のものづくり作家に無償で提供する予定。作家らが制作した作品を集めてチャリティアート展を開き、収益を地域活性化に役立てたいと考えている。
「いろんな大きさや厚み、木目の木材を用意できると思う。作家さんと相談した上で素材を提供したいので、興味のある人は連絡してほしい」と話している。問い合わせはメールinfo@hitoka.net(一嘉彩工・ひとかさいこう)。TEL46・1700。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年6月4日号(2464号) 4面 (9,638,423byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
万博会場にアートマイル壁画 会期中に計158か国展示 「赤穂緞通を伝承する会」3人が講習修了 [ 文化・歴史 ] 2025年04月12日
医療機関に車椅子寄贈 森崎組 [ ボランティア ] 2025年04月09日
新小1生に防犯笛寄贈 「陣たくん」イラスト入り 日本遺産写真展 塩屋の矢野博之さん「生島の夕暮れ」が最優秀賞 [ 文化・歴史 ] 2025年04月01日
子どもたちの登校見守り32年 塩屋の木村音彦さん [ ボランティア ] 2025年03月22日
復元塩田で昔の塩づくりを体験 [ 文化・歴史 ] 2025年03月21日
雨聲会展 故室井澄氏の遺作も展示 [ 文化・歴史 ] 2025年03月18日「音の風景」テーマに趣味のボールペン画展 [ 文化・歴史 ] 2025年03月16日
赤穂緞通織り続けて34年 ベテラン作家が初個展 [ 文化・歴史 ] 2025年03月15日
西国街道で歴史ウオーク 「西の箱根」歩く [ 文化・歴史 ] 2025年03月10日
「坂道」テーマに作品展 メイプル写友会 [ 文化・歴史 ] 2025年03月10日
ピアノ伴奏で読み聞かせ「防災絵本ライブ」 [ ボランティア ] 2025年03月09日
赤穂城跡の魅力満載 デジタルミュージアム 21日から公開 [ 文化・歴史 ] 2025年03月08日
政府備蓄米で子育て世帯を緊急支援
コメントを書く