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復興祈り「絆ラーメン」

 2013年03月11日 
被災地の復興を願いながら「3・11絆ラーメン」を味わった震災2年の追悼行事
 東日本大震災から2年の11日夕、宮城県気仙沼産の天然塩でスープを味付けた塩ラーメンを食す催しが加里屋の赤穂市役所市民広場で行われた。「3・11」の文字に並んだ竹とうろうが照らす会場で大勢の市民が復興を祈りつつ、温かい一杯を味わった。
 震災後、赤穂市は関西広域連合の枠組みで消防、病院、行政職員を気仙沼市へ派遣。「市民の夕べ」を自粛して復興支援金を贈った。赤穂青年会議所(JC)が昨夏に「折り鶴アート」を贈るなど民間レベルでも支援。感謝のしるしとして昨年12月、津波被害から再建した塩作り体験施設で最初に煮詰めた天然塩約1・5キロが赤穂市へ届いた。
 気仙沼は江戸時代に赤穂から製塩技法が伝わった歴史があり、この日の行事は「過去から現代へ続くつながりを感じて」と市が企画。播州赤穂塩ラーメン組合が麺など食材と器材一式を無償提供し、JCが調理ボランティアを買って出た。
 赤穂産の塩を半分ブレンドして「3・11絆ラーメン」と名付け、日付にちなんで311杯を用意した。子どもと来場した大町のパート、中本朋未さん(39)は「改めて、被災された方々の気持ちを想像しました」と思いやった。加里屋新町の小学2年、前田唯花さん(8)は「やさしい味で、あったかい」と容器のぬくもりを両手で感じていた。
 1杯300円で、1時間ほどで完売。売上の全額は塩作り体験施設を運営する階上観光協会へ寄付される。
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関連サイト:
【関連記事】「支援に感謝」気仙沼から初荷塩


掲載紙面(PDF):
2013年3月16日(2030号) 4面 (9,625,450byte)
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秘伝の味を全国に発信してほいいですね。

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投稿:秘伝の味 2013年04月18日

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