俳優の苅谷俊介さん 有年で考古見学
2013年04月13日
有年考古館で展示品をじっくりと観察する俳優の苅谷俊介さん。奥は宮崎素一館長
高校時代に学校近くの発掘現場へ通い、考古学への興味を持った苅谷さん。俳優になって石原プロに所属して「西部警察」に刑事役で出演するなど活躍し、一時は考古学から離れたが、故石原裕次郎さんの新居建設現場から遺跡が出たのをきっかけに再び研究への熱意がよみがえった。芸能活動の一方、日本考古学研究会員として奈良・纒向遺跡をはじめ各地の発掘調査に参加し、論文も多数発表。アマチュア考古学ファンを連れて各地の遺跡や関連施設を探訪する「考古見聞会」を20年以上前から年2〜3回自ら主催している。
同館を訪れるのは3回目で、市立施設になってからは初めて。25年ほどの交流がある宮崎素一館長から近年の発掘成果を聞きながら館内を巡った。有年原・田中遺跡の出土物から復元された装飾器台を目にすると、「前に来たときは破片の状態だった。組み立てるとこんな形になったのか」とまじまじと見入った。
今月24日から3泊4日で行う考古見聞会の初日に同館を組み込む予定といい、「播磨と吉備の特色が交差する、この土地の不思議な魅力を仲間に見せるのが楽しみ」と笑顔で話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年4月20日(2035号) 3面 (9,133,178byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日「2023赤穂市美術展」が開幕 絵画、書など268点 [ 文化・歴史 ] 2023年10月19日2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2023年10月15日獅子舞存続 児童らが議論「未来に残すべき」 平田オリザ氏講演 先着300人募集 地域連携フォーラム 「坂越の船祭」男衆ら活気 4年ぶり獅子舞も [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日子どもの笑顔でほっこり 福浦の山脇五都子さん水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日「工房マップ作って」伝統工芸作家ら42人が要望 [ 文化・歴史 ] 2023年10月07日
コメントを書く