赤穂産「はっさく」マーマレード
2013年04月20日
浮田和子さんが愛情たっぷりに作った「忠臣蔵はっさくマーマレード」
浮田さんは塩屋・いらら山などの畑計2ヘクタールで「宮川早生」、高級品種の「盛田温州」など果樹約1000本を低農薬栽培する「浮田みかん園」の園主。昨年9月、県主催の農産加工セミナーで見学したイチジクジャムの加工場にヒントを得て、甘みと酸味のバランスが自慢のはっさくをマーマレードにすることを発起した。
もともと「時間があれば台所に立っている」という料理好きで、イチゴ、梅、ビワなどジャム作りはお手の物。繊維と苦みが残らないように中綿と中袋を取り除く手間を惜しまず、外皮は水から3度ゆでこぼす。グラニュー糖を3段階に加えて煮詰めることで甘みに含みを持たせ、果皮と果肉が持つ鮮やかな天然色を引き出した。「安心して口にしてほしいから」と、添加物は一切使わない。
栽培した果実を「みんな大切に育てたかわいい我が子」と呼ぶ浮田さん。見た目や形が不揃いなだけで今までは出荷からはねなければならなかった“子どもたち”に商品価値を与えられることが一番の喜びだ。自宅裏に新築した選果場の一角に調理スペースを設けて一日35瓶ずつ生産しているが、今後は人手を増やす計画だ。
「赤穂義士のように有名になってほしい」との思いを込め、商品名は「忠臣蔵はっさくマーマレード」。1瓶125グラム入りで350円。浮田さん宅の選果場(TEL45・1616)のほか、JR播州赤穂駅2階の赤穂観光案内所、元町のJA野菜市でも販売している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年4月20日(2035号) 1面 (9,133,178byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「不景気をタツ」干支の石像 [ 街ネタ ] 2011年12月29日カキ料理の食べ歩きパンフ [ 商業・経済 ] 2011年12月23日有年楢原のイルミ、今年で10年 [ 街ネタ ] 2011年12月05日善意のノジギク、花盛り グラスに広がる忠臣蔵の世界 [ 街ネタ ] 2011年11月30日商工会議所の無料相談会 [ 商業・経済 ] 2011年11月28日天国から花の贈り物 [ 街ネタ ] 2011年11月16日お茶屋さんが作った「抹茶塩」 [ 商業・経済 ] 2011年11月10日「義士と温泉のまち」を中国でPR [ 商業・経済 ] 2011年11月09日商工会議所の無料経営相談会 洪水に負けず“ど根性スイカ” [ 街ネタ ] 2011年10月29日コスモス畑でかくれんぼ 人間の身勝手で不幸な子ネコ [ 街ネタ ] 2011年10月17日3代続けて晴れの頭人 [ 街ネタ ] 2011年10月16日忠臣蔵の切手シート新発売 [ 商業・経済 ] 2011年10月11日
コメントを書く