親子で咲かそう 絆のヒマワリ
2013年04月26日
石巻から届いたヒマワリの種を手に笑顔の子どもたち
ヒマワリは最愛の子を失った母親の数人が震災3カ月後、子どもたちが避難しようとした高台に植えた。辛い思いを語り合い、ともに泣きながら育てたヒマワリは2年続けて花を咲かせ、たくさんの種が実った。
取り組みをテレビや新聞などで知った赤穂市教育委員長の山本千代さん(47)が、「子を思う親の気持ちを伝えたい」とボランティア団体を通じて種子の提供を依頼した。思いは届き、約240粒が送られてきた。山本さんが「よさこい踊り」を指導する同幼稚園と今年度に創立30周年を迎える城西小学校で栽培することになった。
参観日では、種を育てた母親たちの手紙や話を基にした絵本『ひまわりのおか』(岩崎書店)を城西小の読書支援ボランティア「ブックハート」の9人がピアノの生伴奏で読み聞かせた。一つ一つの言葉ににじむ子どもたちへの愛惜の念。保護者らは子どもを膝の上に抱きかかえ、涙ぐみながら朗読に聴き入った。
「いろんな気持ちや思いが詰まった種です。被災地を思いながら大切に育ててください」と山本さん。種をまいた後の水やりや草抜きは親子で行う。中川園長は「一緒に世話をして、思いやりの心も思い出も育んでほしい」と願いを話した。
<前の記事 |
「開封は2030年」尾崎小でタイムカプセル [ 子供 ] 2011年03月18日中央病院は気仙沼市へ派遣 年度最後の交流会、涙あふれて [ 子供 ] 2011年03月18日バイオリン教室、第9回発表会 赤穂署の人事異動 [ 社会 ] 2011年03月17日老健医療費付替え「19年度以前分は未調査」 [ 社会 ] 2011年03月17日「竹太鼓ありがとう」園児が感謝の演奏 [ 子供 ] 2011年03月17日一次隊が帰還、被災地での活動語る 赤穂化成が塩と飲料水を提供 緊援隊、2次隊も合流し南三陸町へ 給水車も支援、郡山市へ派遣 入学へ期待ふくらむ装花作り [ 子供 ] 2011年03月14日赤穂高全日制は254人受験 [ 社会 ] 2011年03月14日第2次緊援隊が出発、宮城県山元町へ 赤穂市の災害警戒体制を解除 [ 社会 ] 2011年03月12日
コメント
0 0
投稿:きずな 2013年05月02日コメントを書く