牡蠣早開け 2年連続日本代表に
2013年06月22日
牡蠣早あけ世界大会の日本代表に2年連続で選ばれた鎌島典子さん
生カキ30個の殻を開けて皿に並べるルール。客に提供する想定で行うため、身を傷つけたり、殻の破片が混入したりするとペナルティでタイムが加算される。日本オイスター協会が主催した国内予選には同協会が“牡蠣のソムリエ”と認定した「オイスター・マイスター」8人が参加。各者が統一ルールで競技した映像を主催者が取り寄せ、代表を選考した。
15年以上の殻むき歴を持ち、1時間に500〜800個を加工できる鎌島さん。昨年オープンした飲食店の運営が忙しく、殻むき作業から一年以上遠ざかった状態だったが、ただ一人3分を切って堂々トップの成績を収めた。同協会によれば、昨年の世界大会優勝者に肉薄するタイムで、「ペナルティを最小限に留めれば、十分上位と渡り合える」(同協会)と期待が集まる。
欧米のホテルやレストランは「シャッカー」(フランスではエカイエ)と呼ばれる「牡蠣開け師」がおり、優秀な職人を置くことが一流店の証。大会では世界一の称号を目指して真剣勝負が繰り広げられる。
外国産の牡蠣は殻の口が堅いため、各国の代表はパワー自慢の屈強な大男揃い。そんな中、昨年大会で唯一の女性出場者だった鎌島さんは手品のようなナイフさばきで観客を魅了。大漁旗をイメージしたはっぴ姿で会場の注目と人気を集め、日本の牡蠣のPRにも大いに貢献した。
今回は出身地を印象付けようと、義士装束で乗り込むつもり。「見せ場を作って、日本の牡蠣といえば『AKO』とアピールしてきます」と笑顔で話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年6月22日(2042号) 1面 (9,552,224byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
“遠くて近い国”に親しみ持って [ 社会 ] 2012年11月04日橋脚亀裂から6年、ようやく着工 [ 社会 ] 2012年11月03日ネットの怖さ、保護者も知って 「幹部が先頭に立て」第三者委が提言 [ 社会 ] 2012年10月31日山崎断層地震に備え合同訓練 [ 社会 ] 2012年10月30日高校生が避難所運営を模擬体験 [ 社会 ] 2012年10月29日時間切れで質疑打ち切り [ 社会 ] 2012年10月25日給食の食材産地を事後公表 街頭防犯カメラ、市内8台設置へ [ 社会 ] 2012年10月18日災害時の迅速応援を協定 [ 社会 ] 2012年10月17日24年危険業務叙勲受章者 [ 社会 ] 2012年10月13日少年非行防止へ“学警”が対策会議 [ 社会 ] 2012年10月10日いじめ第三者委 一次提言の大枠固まる [ 社会 ] 2012年10月08日第28代赤穂義士娘が決定 [ 社会 ] 2012年10月08日砂浜軟弱化の原因調査始まる [ 社会 ] 2012年10月06日
コメントを書く