中世古窯復元して備前焼
2013年09月14日
土窯で焼成した作品を出品している山崎尚彦さん
山崎さんは備前市新庄の陶芸家、平川忠さん(58)が平成15年に始めた「中世古窯復元プロジェクト」に初期から参加。南北朝時代と室町時代の土窯を縮小復元し、実際に作品を焼成することで当時の陶芸技法を追求している。
本展ではプロジェクトグループの作家4人が制作した茶碗、オブジェなど計約50点を展示している。山崎さんは有年原で採取した土を素材に茶碗、つぼなど3点を出品。新作の広口花器(高さ約25センチ)は、つや消しの緑がかったねずみ色で「土窯の特徴が強く出ている」(平川さん)と注目の一作となっている。
平川さんによると、土窯から放射される遠赤外線の熱が、現代のレンガ窯で焼成したのでは現れない風合いを生み出すのだという。山崎さんは「古窯での作陶は新しい発見の連続。一つ一つの作品の表情を見てほしい」と話している。
入館無料。9月23日(月・祝)まで午前9時〜午後4時半。火曜定休。TEL0869・92・4300。
<前の記事 |
関連サイト:
■備前市埋蔵文化財管理センター
掲載紙面(PDF):
2013年9月14日(2053号) 4面 (10,038,169byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
義士祭奉賛学童書道展が開幕 3日まで フルートでXmasコンサート 2日ハーモニーホール まち歩き楽しみながら歴史クイズに挑戦 赤穂緞通の生みの親 児島なか生誕200年展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月18日一畳敷から小品まで 師弟5人の赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月17日復元塩田を背景に濱鋤き唄 [ 文化・歴史 ] 2023年11月12日赤穂民報主催・第40回習字紙上展の出品規定 材料はチョコやクッキー「湖に浮かぶお菓子の家」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月09日伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日
コメントを書く