書道の全日本高校・大学生展で大賞
2013年09月18日
「全日本高校・大学生書道展」で大賞に輝いた武田彩希さんと受賞作
武田さんは初めて応募した16回展は3席にあたる優秀賞、前回は次席の展賞。3年連続の入賞を最高位で飾った。
斎藤茂吉歌集から「石の間に砂をゆるがし湧く水の清しきかなや我は見つるに」「白たへの沙羅の木の花くもり日のしづかなる庭に散りしきにけり」の2首を二六判(60センチ×180センチ)の画仙紙に書き、応募総数1万282点のうち、わずか51点の大賞に選ばれた。昨秋以降、「50回以上は書いた」という力作で、余白の取り方や墨の濃淡など作品全体のバランスが秀美だ。
武田さんは母・幸恵さんの勧めで、4歳で近所の書道教室へ入門。高校を卒業するまで週1回の稽古に通い続けた。15年間指導してきた「香瓔会尾崎教室」の内波薫さん(63)は「謙虚で素直な性格で、教えたことをすぐに吸収できるタイプ。地道に努力を積み重ねることも彼女の才能です」と教え子の受賞を喜ぶ。
現在は歯科衛生士を目指して大学での勉強に専念している武田さん。「時間を見つけることができるようになったら、また筆を持ちたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年9月21日(2054号) 3面 (9,485,998byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日歴史コラム100本『赤穂史百話』 [ 文化・歴史 ] 2018年04月17日後継者育成へ赤穂緞通の研修工房 [ 文化・歴史 ] 2018年04月14日市児童合唱団の歌声がCDに 日本書芸院の審査会で最高の「史邑賞」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月10日赤穂書道会展 13日から図書館で [ 文化・歴史 ] 2018年04月07日「女・女・女展」30回記念展 31日まで [ 文化・歴史 ] 2018年03月29日随想100本 米寿の健筆に脱帽 [ 文化・歴史 ] 2018年03月27日還暦バンド 晴れのステージで熱唱 [ 文化・歴史 ] 2018年03月26日30回目の「女・女・女」展 29日から [ 文化・歴史 ] 2018年03月24日
コメントを書く