特別展「忠臣蔵の本尽くし」
2013年11月22日
特別展で展示される古典籍の数々
「仮名手本忠臣蔵」をネタにした文芸作品は江戸時代に数多く出版。史実を知りたいという人々の欲求に添うものとして「実録もの」も世に出回り、忠臣蔵文化は市井に深く浸透していった。
本展では浄瑠璃本や黄表紙のほか、義士が切腹した元禄16年(1703)に儒学者・室鳩巣が著した『赤穂義人録』(同館蔵)、宝永8年(1711)に刊行された浮世草子(早稲田大学図書館蔵)など古典籍を紹介。明治時代にロンドンやパリで出版された仮名手本忠臣蔵の翻訳本など103点214冊を展示する。
同館の木曽こころ学芸員は「一つの題材でこれだけ多くの書籍が出版されることは他に例がないのでは。江戸時代の人にとっても忠臣蔵と赤穂義士の人気が高かったことを感じてもらえれば」と話している。
来年1月13日(月・祝)まで。午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。水曜と12月28〜31日・1月4日は休館。大人300円、小・中学生150円。TEL43・4600。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年11月23日(2063号) 3面 (9,308,403byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
絵画と書写で力作 MOA児童展 木の実や間伐材でクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「忠臣蔵の啓蒙と復興」テーマに月例勉強会 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「失われた聖都」ペトラ遺跡の写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月02日川柳赤穂吟社 21日に創立記念大会 義士祭奉賛学童書道展の作品募集 6地区の獅子舞競演に1200人 [ 文化・歴史 ] 2018年09月25日高校生が特大銅鐸復元にチャレンジ [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日自筆の花押入り 山鹿素行の書状 [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日山鹿素行の思想テーマに講演会 獅子舞6団体出演 24日に伝統文化祭 「坂越の嫁入り」神戸の企業が事業化 7部門66点入賞 16日まで市美術展 [ 文化・歴史 ] 2018年09月12日故粟田哲也さんの遺稿集『鉄弥と文芸作品』 [ 文化・歴史 ] 2018年09月01日ピアノ全国大会で金賞 元塩町の馬場未宙さん
コメントを書く