観光大使が『早わかり忠臣蔵絵本』
2013年12月07日
12月14日発刊の『早わかり忠臣蔵絵本』
漫画調の軽いタッチで描きつつ、歴史研究家の監修でマニアもうなずく完成度。場面説明に英訳も添えられ、幅広い層のファン開拓に役立ちそうだ。
もりいさんは映画、ドラマから歌舞伎、講談、落語など、これまでに見た忠臣蔵作品は150本を超え、個人サイトで登場人物紹介や感想記などを発信。普及啓発への功績が顕著として、2年前に赤穂市から観光大使に任命された。
完成した絵本は松の廊下の刃傷、吉良邸討ち入りのほか、講談や浪曲で人気が高い岡野金右衛門の「恋の絵図面取り」、赤垣源蔵の「徳利の別れ」といった逸話も含む24場面。過去に目にした名作の数々を画面構成の参考とし、人物配置や衣装の柄など細部にまでこだわった。各ページの説明は100文字以内の平易な文章で簡略にまとめ、巻末の解説を読めば詳しいストーリー展開を理解できるようになっている。
「一つに絞れないほど見どころにあふれているのが忠臣蔵」と、もりいさん。絵の端々にマニアの心をくすぐる仕掛けを散りばめており、ビギナーだけでなく通にも楽しめる出来映えに仕上がった。「義士一人一人にスポットを当てた銘々伝、忠臣蔵の基となった元禄赤穂事件の絵本も描いてみたい」と早くも次回作の構想をふくらませている。
初版500部発行で一部500円+税。赤穂市内では加里屋南の「忠臣蔵問屋わたや」(TEL42・1151)で販売している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年12月7日(2065号) 1面 (12,079,121byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
12月1日に「はくほう会病院」を統合 赤穂中央病院 [ 社会 ] 2023年11月28日公共バス路線再編案 千鳥、大津など追加 有年・上郡線は休止へ 元市民病院脳外科医が科長と前院長、赤穂市を相手取り提訴 [ 社会 ] 2023年11月25日「日没後に大地震」松原町で防災避難訓練 [ 社会 ] 2023年11月12日海を隔てる柵撤去へ 県が赤穂海浜公園の再整備計画 [ 社会 ] 2023年11月11日治安に顕著な貢献 2署員に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2023年11月10日150周年祝い母校にテント寄贈 [ 社会 ] 2023年10月31日第37代義士娘に小林優芽さん、前田留奈さん [ 社会 ] 2023年10月14日市内運行のバス運賃「200円均一」導入案 [ 社会 ] 2023年10月14日消防団活動継続した学生を認証 赤穂市が10月から制度 [ 社会 ] 2023年09月27日汚泥を不法投棄 廃掃法に基づき許可取り消し 議員報酬「3%アップ」答申案をパブリックコメントへ 千種川で恒例の水生生物調査 市内6地点で採集 台風7号 赤穂市内では「被害なし」 [ 社会 ] 2023年08月18日高取峠トンネル要望 相生市との連携「休止」
コメントを書く