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“海のゆりかご”アマモを移植

 2014年03月10日 
ボランティアダイバーにアマモ苗を託す御崎小3年生
 海の生態系を守ろうと、小魚やプランクトンの住処となる海草のアマモを植える活動が御崎の大塚海岸でこのほど行われた。御崎小学校(目木達也校長)の3年生児童57人が約4カ月間かけて育てた株をボランティアのダイバーが移植した。
 アマモは砂泥質の海底に生える多年草で、細長く平たい葉が群生する。産卵や稚魚の生息に適していることから“海のゆりかご”とも呼ばれる。御崎小は3年生の環境学習でアマモの種子から株を育てる活動に毎年取り組んでいる。今年度もNPO「アマモ種子バンク」(西宮市)から提供を受けた種子を土と人工海水入りのプラスチック製容器で一人1株ずつ発芽させ、葉の長さはおよそ5〜10センチにまで伸びた。
 児童の「頑張ってー!」という声援を背に、NPO「赤穂海っ子倶楽部」の三島正嗣代表ら2人が沖合い約30メートルで潜り、水深約2メートルの海底に移植。子どもたちはダイバーが戻ってくるまで見守った。山城夢乃さん(9)は「海で大きくなって、魚を増やしてほしい」と願っていた。
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掲載紙面(PDF):
2014年3月15日・第1部(2078号) 4面 (9,815,065byte)
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