「小河の観音さん」6年に一度の開扉
2014年05月05日
相生市矢野町の小河山観音堂で行われた開扉法要
『相生市史』と地元の言い伝えによると、観音堂に雨乞いを祈願して干ばつ被害を救われた長直が明暦元年(1655)に堂宇を再興。境内地、畑地などを寄付し、同家菩提寺の花岳寺の附属仏堂となった。堂内には安政年間の作と伝わる赤穂義士四十七士の絵馬が掲げられている。
法要には地元住民を中心に約100人が参列した。片山元道副住職(44)が読経する中、順番に焼香して廟内で金色に輝く仏像を拝んだ。病気快癒のご利益があるとされ、漆の塗り替えを行った「賓頭盧尊者」の坐像の入魂式も行われた。
法要は子と午の年だけ営まれ、堂守の岡野隆章(たかのり)さん(64)によると、今回で61回目。昭和30年代ごろまでは芝居や露店で盛大だったという。地元で生まれ育った勝谷敏宏さん(67)は「一時期のにぎわいはなくなったが、地元にとっては大切な行事。これからも守り続けたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年5月24日(2088号) 4面 (8,249,825byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
なぜ塩産地に? 「ブラタモリ」風動画でPRへ [ 文化・歴史 ] 2024年02月10日築150年の三木家住宅「アイデア組み合わせてリノベーションを」 [ 文化・歴史 ] 2024年01月30日赤穂緞通作家の見並なおこさんに「ふるさと文化賞」 師匠に続き受賞 [ 文化・歴史 ] 2024年01月29日鷏和の「国境石」破損 市教委「原因は不明」 折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展 [ 文化・歴史 ] 2024年01月15日坂越地区テーマに「赤穂の魅力再発見講座」 炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵 [ 文化・歴史 ] 2024年01月03日華麗な文様表紙に 赤穂緞通の御朱印帳 [ 文化・歴史 ] 2024年01月02日日展で10年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年01月01日田辺眞人氏の歴史発見講座 受講者50人募集 「もう一度本格的な忠臣蔵を」時代劇研究家の春日太一さん講演 [ 文化・歴史 ] 2023年12月15日日本遺産サポーター講習会 修了者に白バンド進呈 義士ゆかりの大石神社に四十七士銘板 [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日「感動させる演奏を」マーチングバンド全国大会で活躍誓う [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日喜寿の紀行写真展「北の大地を行く」 [ 文化・歴史 ] 2023年12月03日
コメントを書く