筋書き知れば能楽の魅力ますます
2014年09月06日
9月27日の赤穂大石神社薪能を前に開かれた能楽ワークショップ
「小鍛冶 白頭」は金剛流能楽の演目。刀匠として名高い三条宗近が稲荷明神の助力を得て名剣を打ち上げる物語で、変化に富んだ素早い展開は初心者も楽しめるという。
儀式殿で行われたワークショップでは、過去の舞台映像をテレビ画面に映しながらワキ方福王流の若手能楽師、江崎敬三師(40)=重要無形文化財総合指定保持者=が登場人物とあらすじを説明。囃子のリズムが早まると重要人物が現れる前触れであることや詞章の中に隠されている数字遊びなど、舞台をより楽しむための知識をわかりやすく紹介した。能楽堂では子どもたちを対象にした謡と小鼓の練習会も行った。
「筋書きを知った上で鑑賞すると、より能楽の魅力を味わってもらえるはず」と江崎さん。友人と参加した上仮屋南の主婦、鶴亀圭子さん(62)は「今度の薪能が楽しみになりました」と興味が深まった。
「第5回赤穂大石神社薪能」は9月27日(土)、拝殿前の特設舞台で午後6時開演(雨天時は赤穂ロイヤルホテル)。大蔵流狂言「二人袴」も上演する。指定席4000円(当日4500円)、自由席3000円(同3500円)で同神社(TEL42・2054)と赤穂民報(TEL43・1886)で好評発売中。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年9月13日(2103号) 3面 (10,402,606byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
温かみと癒し「笑い文字」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月09日明徳究め「不生」説く 赤穂で大悟の盤珪永琢 生誕400年 [ 文化・歴史 ] 2022年04月02日森崎伯霊没後30年「ふたたびの春」親子展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月31日「塩とジオ」謎解き 観光振興に活用へ [ 文化・歴史 ] 2022年03月26日「街角」テーマに写真展 メイプル写友会 [ 文化・歴史 ] 2022年03月22日ハーモニーアンサンブル教室 27日に発表会 内蔵助や家族の私信60通 交友知る貴重資料 [ 文化・歴史 ] 2022年03月20日絵画を楽しむ会 第12回ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月20日中央義士会の新役員 花岳寺と大石神社参拝 [ 文化・歴史 ] 2022年03月17日少女描いた油彩画 北野中の冨田ひろ美さん初個展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月17日塩作りゆかり史跡巡る日本遺産ハイク [ イベント ] 2022年03月16日二之丸北城壁の発掘進む 13日に説明会 [ 文化・歴史 ] 2022年03月11日春の義士祭 今年もコロナで中止 フォトクラブ赤穂「わが町」テーマに作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月09日元赤穂LC会長 綿田幹治さん遺作展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月07日
コメントを書く