千種川河口はツバメの一大ベッドタウン
2008年08月08日
毎日夕暮れ時に千種川河口に集結するツバメたち
夕暮れに現場へ行ってみると、日没とほぼ同時刻にどこからともなく10羽ほどの一団。その後も次々とグループが飛来し、15分後にはおびただしい数の群れが橋下の葦原すれすれにグルグルと旋回を始めた。
「チュビチュビ、チュビチュビ」という鳴き声を発しながら上空にも数え切れないほどのツバメが飛び交い、辺りが暗くなってようやく葦原に体を休めた。
ツバメはスズメ目ツバメ科の渡り鳥。日本で繁殖するツバメの多くは春先に飛来し、秋には越冬地の台湾、フィリピンなどへ向かう。民家の軒先に営巣する姿がよく見かけられるが、子育てと巣立ちを終えた親鳥とヒナは群れをなして河川敷などの葦原に集まる習性があり、その数は数万羽に上ることも。
Oさんによると、ツバメの寝ぐらは兵庫県下で10カ所程度しか確認されていないという。千種川河口付近では8月いっぱい見ることができるらしい。
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掲載紙面(PDF):
2008年8月9日(1807号) 3面 (7,668,174byte)
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