市議会「許可与えないよう強く要望」
2014年12月03日
高野地区に許可申請中の安定型産廃最終処分場設置計画をめぐり、赤穂市議会は3日の会派代表者会で、県知事宛てに提出予定の意見書について文面を協議。「計画反対」の文言は使わず、「市民の懸念が払拭されない限り、許可を与えないよう強く要望」という表現に留めることでまとまった。開会中の定例会に6会派連名で議員提案し、議決する見通し。
同計画をめぐっては、「赤穂の環境を守る会」「赤穂のごみ問題を考える会」など5団体から陳情書4件を受理。いずれも「設置反対」の決議や知事への意見書提出を市議会へ求める内容だった。付託を受けた民生生活常任委(永安弘委員長)が取り扱いを審査。「市内に処分場が必要なのはわかる」との意見もあり、「計画反対」の文言は使用しない方向で文面の調整が続けられていた。
会派代表者会では「許可を与えないよう強く要望」という箇所について、赤諒会の藤友俊男代表が「市独自の水質検査を行うことなどを条件に、『必要な措置を講じるように求める』としてはどうか」と文言の変更を提案。政翔会の竹内友江代表も「その部分が気になる」と意見を述べた。
これに対し他会派は、「何か問題が起こってからでは遅い、というのが陳情の趣旨」(公明党・木下守幹事長)、「陳情の趣旨が盛り込まれた現在の文面でよい」(共産党・小林篤二団長)と原案での決定を主張。最終的には全会派が原案に同意した。
文案が決まった意見書は、「処分場内に安定5品目以外の物質が混入する恐れ」を指摘。遮水工や浸出水処理施設の設置が義務付けられていない安定型最終処分場の構造上、「有害物質が溶出し地下水が汚染」されることによる海産物への風評被害、産業活動や観光への影響を懸念している。
市議会は福浦地区の管理型産廃最終処分場計画については昨年12月、「計画反対」の意見書を県知事宛てに提出している。
関連サイト:
【関連記事】安定型産廃最終処分場、高野に計画
【関連記事】「産廃計画反対」市議会が意見書提出
掲載紙面(PDF):
2014年12月6日(2114号) 1面 (12,898,325byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
同計画をめぐっては、「赤穂の環境を守る会」「赤穂のごみ問題を考える会」など5団体から陳情書4件を受理。いずれも「設置反対」の決議や知事への意見書提出を市議会へ求める内容だった。付託を受けた民生生活常任委(永安弘委員長)が取り扱いを審査。「市内に処分場が必要なのはわかる」との意見もあり、「計画反対」の文言は使用しない方向で文面の調整が続けられていた。
会派代表者会では「許可を与えないよう強く要望」という箇所について、赤諒会の藤友俊男代表が「市独自の水質検査を行うことなどを条件に、『必要な措置を講じるように求める』としてはどうか」と文言の変更を提案。政翔会の竹内友江代表も「その部分が気になる」と意見を述べた。
これに対し他会派は、「何か問題が起こってからでは遅い、というのが陳情の趣旨」(公明党・木下守幹事長)、「陳情の趣旨が盛り込まれた現在の文面でよい」(共産党・小林篤二団長)と原案での決定を主張。最終的には全会派が原案に同意した。
文案が決まった意見書は、「処分場内に安定5品目以外の物質が混入する恐れ」を指摘。遮水工や浸出水処理施設の設置が義務付けられていない安定型最終処分場の構造上、「有害物質が溶出し地下水が汚染」されることによる海産物への風評被害、産業活動や観光への影響を懸念している。
市議会は福浦地区の管理型産廃最終処分場計画については昨年12月、「計画反対」の意見書を県知事宛てに提出している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】安定型産廃最終処分場、高野に計画
【関連記事】「産廃計画反対」市議会が意見書提出
掲載紙面(PDF):
2014年12月6日(2114号) 1面 (12,898,325byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
「犯人が県境越えて逃走」3署合同で広域緊急配備訓練 [ 社会 ] 2024年10月08日創立80周年の相生産業高で記念式典 [ 社会 ] 2024年10月06日赤穂玩具博物館 20周年記念で出前紙芝居 《赤穂市議選2025》主要日程が決定 4月6日投開票 [ 社会 ] 2024年10月02日丸山サンビーチ駐車場 1時間まで無料に 繁忙期は値上げも [ 社会 ] 2024年09月29日《市民病院医療事故多発》偽証強要疑惑 市長「事実確認は必要」 [ 社会 ] 2024年09月28日能登で復興支援の関福大生ら大学祭で募金活動へ 「安全運転を」中学生がイラストカードで呼び掛け お米配って安全運転呼び掛け その心は… [ 社会 ] 2024年09月22日「コロナ中等症受け入れ拒否」 保健所が「市民病院の懸念」報告 [ 社会 ] 2024年09月21日9月23日は「手話言語の国際デー」 体験イベント開催 《市民病院医療事故多発》業務上過失傷害容疑で書類送検の脳外科医2人 1件目は不起訴 第二種電気工事士 中1生が一発合格 2年に一度の「はかり」の定期検査 [ 社会 ] 2024年09月13日食堂閉店の赤穂高にコンビニ自販機 [ 社会 ] 2024年09月07日
コメント
ゴミを再利用して活火山の火口に詮をしましょう。
0 0
投稿:地底人 2014年12月21日どうしたらよくなると思うのか具体的な中身や考えをおしえてほしい。
0 0
投稿:昼行灯 2014年12月21日0 0
投稿:朕 2014年12月10日に対処ぐらい出せないのかなあ、反対、反対では共産党じゃないのかな。そうすれば今後こんな問題起きないし
事業しようなんて思わないかも。
0 0
投稿:赤穂を考える 2014年12月10日0 0
投稿:良きに計らう 2014年12月03日コメントを書く