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忘れないで「外来種も同じ命」

 2015年03月19日 
外来種の命について考えた出前授業
 農作物被害や生態系への影響が深刻化している外来種問題を専攻する赤穂出身の大学院生が18日、加里屋の赤穂中学校(入江直人校長)で2年生約140人に出前授業。講演とグループディスカッションで人と生き物との共存について考えた。
 講師は尾崎生まれの羽馬千恵さん(32)=北海道伊達市=。赤穂東中から相生高を経て帯広畜産大学へ進んだ。修士課程を修了して伊達市教委に学芸員として就職したが、「日本の外来種教育が諸外国より遅れている現状を変えたい」と北海道大学の博士課程に社会人入学した経歴の持ち主だ。
 「赤穂の若い人たちにも外来種問題についての正しい知識を身につけてほしい」と中学時代の恩師が勤務する同校に出張した羽馬さんはアライグマを事例に被害状況のデータを示した一方、わなで捕獲された個体が安楽死処分される実態も説明。ヌートリアやブラックバスなど、いずれも人間の都合で持ち込んで野生化した点を強調した。
 問題解決のポイントとして、▽入れない(他の地域から日本に入れない)▽捨てない(ペットを最後まで責任を持って飼う)▽拡げない(これ以上、他の地域に拡大させない)▽人に教える(知らない人に教える)の4点を挙げ、「自分に出来ることを考えて」と呼び掛けた。
 会場にはアライグマを捕獲するためのわなと駆除された個体の標本も展示した。生徒たちは剥製に触れ、「もう二度と第2、第3のアライグマをつくってはだめ。外来種も命ある生き物であることを忘れないで」と訴える羽馬さんの話に耳を傾けていた。
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掲載紙面(PDF):
2015年3月21日(2128号) 4面 (10,652,241byte)
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コメント

外来種を持ちこんだのは人間。
外来種を駆除しようとするのも人間。
外来種を保護しようとする者までも人間。
そんな身勝手な人間も、自然(じねん)の一部にすぎないというのに・・・・。
いったい人間とは、何様のつもりなんでしょうね。

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投稿:ラスカル 2015年03月21日

鳥獣による被害は各方面にでていますが、そのため、捕獲しようとすると動物愛護団体の反対があります。鳥獣にも生命はありますが、被害が出ている以上捕獲は仕方ないと思います。
多くの牛や豚、鶏など食用にしています。
動物愛護団体の方、愛護の行き過ぎが今日の状況を作っているのではないですか。

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投稿:身勝手人 2015年03月21日

赤穂の山には、いったいどれだけのイノシシ他の野生動物がいるのか…
既に農作物の被害は甚大ですが
人に被害が出ない事を祈るしかありませんね

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投稿:内海 2015年03月19日

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