募金で制作の短編映画が完成
2015年03月31日
短編映画「龍と踊り子」の一シーン
地域密着映画を数多く手掛け、国内外の映画祭で入賞・入選歴がある映画監督の古新舜さん(33)が赤穂の景観の美しさや温かい人情味に感銘し、「このまちで作品を撮りたい」と昨年12月に構想発表。インターネットを通じて不特定多数から募金を受け付ける「クラウド・ファンディング」で出資を募集したところ、目標額の100万円を上回る約146万円が寄せられ、今年1月下旬に御崎の伊和都比売神社を中心に撮影を行った。
上映はこの日が初めて。古新監督は「すばらしい赤穂のロケーション、スタッフ、みなさんの協力が集まって完成できた。赤穂の良さがぎゅっと詰まった作品になった」とあいさつ。ロケにも使われた酒蔵で壁にスクリーンを張り、作品を映し出した。
村のために自ら龍の犠牲になることを覚悟して舞を奉じた乙姫の物語。情緒豊かな映像美と時に激しく、時に穏やかに流れる三味線の音色で乙姫の切なさと龍の魂を表した。カンヌ国際映画祭にも出品するという。
出資して上映会に招かれた板屋町の会社員、塩田雅代さんは8分40秒の作品に「赤穂の景色がきれいに描かれていて、うれしかった」と感想。会場からは「もう一度、赤穂で上映会を」との声も上がった。古新監督は「赤穂を舞台にした長編も撮ってみたい」と次回作への構想を広げていた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年4月4日(2130号) 3面 (11,251,445byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
絵画と書写で力作 MOA児童展 木の実や間伐材でクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「忠臣蔵の啓蒙と復興」テーマに月例勉強会 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「失われた聖都」ペトラ遺跡の写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月02日川柳赤穂吟社 21日に創立記念大会 義士祭奉賛学童書道展の作品募集 6地区の獅子舞競演に1200人 [ 文化・歴史 ] 2018年09月25日高校生が特大銅鐸復元にチャレンジ [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日自筆の花押入り 山鹿素行の書状 [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日山鹿素行の思想テーマに講演会 獅子舞6団体出演 24日に伝統文化祭 「坂越の嫁入り」神戸の企業が事業化 7部門66点入賞 16日まで市美術展 [ 文化・歴史 ] 2018年09月12日故粟田哲也さんの遺稿集『鉄弥と文芸作品』 [ 文化・歴史 ] 2018年09月01日ピアノ全国大会で金賞 元塩町の馬場未宙さん
コメントを書く