森林保全の功労で環境大臣表彰
2015年05月02日
自然環境功労者として環境大臣表彰を受けた堀田品子さん
堀田さんは平成10年に兵庫県が創設した「ひょうご森のインストラクター」の第1期生。西有年の大山峠、坂越の宝珠山など市内各地で地域住民とともに森林保全活動に取り組んでいる。15年には高雄の千種川河川敷で県レッドデータブックAランクに指定されている絶滅危惧種ハマウツボが自生しているのを発見。ともに保全に努めた地域団体に今年2月、すぐれた住民活動の継続実践を称える「くすのき賞」が県知事から贈られた。
有年生まれの堀田さん。野山に囲まれて育ったが、子どものころから植物に詳しかったわけではなかったという。45歳でがんの手術を受け、それまで活発だったバレーボールやコーラスの活動をあきらめたとき、県が募集していた「森林ボランティア養成講座」に気軽な気持ちで申し込んだ。樹木についての知識を吸収していくうちに、豊かな生態系を育む森を守っていく大切さに目覚めたという。
「森の空気を吸うことで、私も生きるエネルギーをもらっています」と堀田さん。現在は市内小学校7校で自然学習の講師を務め、草木染めや木工クラフトなど多彩なメニューで森の恵みを紹介する。「一人でも多く、森のすばらしさを伝えるのが私の役目」と意欲を話した。
堀田さんは今月17日に石川県で行われる第66回全国植樹祭で国土緑化推進機構会長賞の受賞が決まっている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年5月2日(2134号) 1面 (10,742,716byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市医師会 新会長に中村隆彦氏 [ 社会 ] 2018年06月03日「県境へ犯人逃亡」広域配備を訓練 [ 社会 ] 2018年06月02日公用車で人身事故 2職員を懲戒処分 都市計画道路「野中・浜市線」が開通 [ 社会 ] 2018年05月30日《西有年産廃》上郡で反対署名7648筆 [ 社会 ] 2018年05月30日「警察官友の会」式典で50周年祝う [ 社会 ] 2018年05月27日「暴力追放」の意識を再確認 [ 社会 ] 2018年05月27日市内5カ所目 障害児アフタースクール 日本遺産「北前船寄港地」赤穂市が追加認定 商店街で「子育てほっと」気軽に 産廃反対市民の会 沖氏が会長就任へ [ 社会 ] 2018年05月21日《福浦産廃》遮水シート「耐用70年」撤回 [ 社会 ] 2018年05月20日千種川の水生生物 平均種類数が3年連続減 [ 社会 ] 2018年05月15日赤穂LC 記念式典で55周年祝う [ 社会 ] 2018年05月12日関福大でフォーラム 有森さん講演 [ 社会 ] 2018年05月12日
コメントを書く