吉田松陰にも影響 素行の遺徳偲ぶ
2015年09月26日
山鹿素行像前で台座の碑文解説を聞く人たち
素行は31歳から約8年間、赤穂藩主・浅野長直に仕えた。著書『聖教要録』の内容が朱子学批判と幕府にとがめられ、1666年(寛文6)に赤穂へ配流。許されて江戸に戻るまでの約9年間、赤穂城二の丸に謫居し、藩士らに武士としての心構えや行動規範を指南した。貞享2年(1685)9月26日に没した。
この日は素行をまつる境内の山鹿神社で祭礼。謫居跡の向かいにある銅像にも参り、赤穂山鹿素行研究会の榊努さん(87)=上仮屋南=が台座の碑文を解説した。
素行が完成させた山鹿流兵学は吉田松陰、高杉晋作、久坂玄端にも影響を与え、板垣退助や勝海舟も習得したことで知られる。榊さんは「赤穂が誇る歴史上の人物として、さらに顕彰したい」と語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年10月3日(2155号) 4面 (11,863,228byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「赤穂市」より歴史古く 小中学校音楽会 日本遺産推進に補助金2400万円 [ 文化・歴史 ] 2019年10月17日神輿担ぎ57年ぶり復活へ 「謎の氏族〜秦氏」考古学から実像迫る [ 文化・歴史 ] 2019年10月13日山鹿素行のお話(11)後記 [ 文化・歴史 ] 2019年10月12日文字と絵で母への想い 絵手紙展 [ 文化・歴史 ] 2019年10月12日市小中学校連合音楽会 17日ハーモニーH 国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」13日催行 獅子舞4保存会が熱い競演 [ 文化・歴史 ] 2019年10月08日山鹿素行のお話(10)素行先生の教えを全うした赤穂義士 [ 文化・歴史 ] 2019年10月05日繊細な色の重なり 和紙ちぎり絵展 [ 文化・歴史 ] 2019年10月02日「目指すは金賞」全日本吹奏楽コンクール [ 文化・歴史 ] 2019年10月01日獅子舞集う伝統文化祭 10月6日開催 ル・ポン国際音楽祭 会場変更で当日券販売 古布や古着リメイク 女性作家二人展 [ 文化・歴史 ] 2019年09月28日
コメントを書く