弓道の全日本遠的選手権へ初出場
2015年10月05日
初出場する全日本弓道遠的選手権大会へ向けて稽古に集中する中村由季さん
近的競技(的までの距離28メートル)で行う9月の全日本選手権(天皇杯・皇后杯)と並んで国内最高峰に位置付けられる大会。五段以上の有段者または称号者を対象に各都道府県連盟が選出した男女各109人が競う。赤穂弓友会によると、赤穂からの出場は男女通じて初めてという。
山口県出身の中村さんは中学時代に部活動で弓道を始め、3年生のときには「全国中学生弓道大会JOCジュニアオリンピックカップ大会」に団体戦で出場。高専に進学した後も地元の道場で競技を続けた。就職で平成24年10月に来穂。翌年1月から赤穂弓友会の練習に参加し、昨年五段に昇段した。
「弓を構えると、普段のおっとりした表情が凜と一変する。ここというときの集中力がすごい」(弓友会メンバー)という気持ちの強さが武器だ。選考会を兼ねた先月30日の県遠的選手権ではプレッシャーがかかる終盤に3本連続で的中。8射5中で3位に食い込み、代表に選ばれた。
「基本を忠実に」という中学時代の恩師の教えを常に心掛けているという中村さん。「的中本数や順位にとらわれず、自分の型を貫きたい」と大舞台にも平常心で臨む。
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掲載紙面(PDF):
2015年10月10日・第1部(2156号) 1面 (11,394,584byte)
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