モダン、ハイカラ「神戸」描いた版画展
2018年07月20日
神戸をテーマにした版画作品が並ぶ収蔵品展「KOBE150〜川西英・祐三郎を中心に〜」
神戸開港・県政150周年にちなんだ企画で、佐野正幸館主(78)は「作品を通して神戸の街の雰囲気を楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛けている。
川西英(1894―1965)は神戸生まれの木版画家で生涯に2度、「神戸百景」と題した連作を手掛けるなど地元を題材にした作品を多く残した。三男の祐三郎(1923―2014)は父の手ほどきで版画を始め、生まれ育った神戸の風景画をモダンに描いた。
今展は川西父子の作品を中心に構成。ポートタワーや風見鶏などを描いた作品が並ぶ。江戸後期から明治にかけて活躍した浮世絵師、初代・長谷川小信(1809―79)が明治元年に発表し、長男の三代・小信(1881―1963)が昭和11年に復刻した文明開化時の神戸を描いた浮世絵など計31点を紹介。棟方志功が川西英へ宛てた葉書2通も展示している。
8月28日(火)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
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掲載紙面(PDF):
2018年7月21日(2286号) 4面 (7,016,479byte)
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