モンゴルで作業療法士の育成目指す
2018年10月13日
青年海外協力隊員としてモンゴルに赴任する奥田美咲さん
10月17日に日本を出発し、首都ウランバートルに2年間滞在。現地の国立病院で医療現場に携わりながら作業療法士の育成を目指す。
奥田さんは社会人3年目の24歳のとき、マレーシアで作業療法を通した2週間のボランティア活動に参加。そのときの経験から国際協力への関心が高まった。作業療法士になって10年の節目を来年に控え、「これまでとは異なる環境に身を置いてスキルを向上させたい」との思いもあり、8年間務めた兵庫県立リハビリテーション西播磨病院(たつの市光都)を今年6月末に退職。青年海外協力隊員に応募した。
モンゴルでは作業療法士の国家資格制度が創設されたばかりで、今年4月に最初の合格者が誕生した。奥田さんは一緒に働きながら作業療法士に必要な技術や知識を伝えていく。
子どものころから「困っている人を放っておけない性格」。母親の知人の看護師から「向いている」と勧められて医療関係の仕事を目指すようになった。元気になって退院した患者が手紙をくれたり、病院へ顔を見せに来てくれたりしたときに大きな喜びを感じる。
「患者さんがどのような人生を送ってきて、これからどのような人生を送りたいのか」を第一に考えて接しているという奥田さん。「押し付けにならないように、国民性を尊重しながら活動していきたい」と抱負。作業療法士の学会をモンゴルで初めて開催する目標も持っている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年10月13日(2296号) 4面 (9,618,158byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市民病院へ善意の車椅子寄贈 [ ボランティア ] 2016年06月27日アサガオで花いっぱいに 観光業関係者が海岸遊歩道を清掃 [ ボランティア ] 2016年06月20日高齢者に絵本の読み語り [ ボランティア ] 2016年06月10日加里屋川清掃に過去最多320人 [ ボランティア ] 2016年06月07日桑原征平さん「福祉のつどい」で講演 中心市街地で「ごみゼロ大作戦」 [ ボランティア ] 2016年05月30日折り紙などで高齢者と交流 雄鷹台山の距離表示板を修復 チャリティセールで熊本・大分へ義援金 [ ボランティア ] 2016年05月09日市民提供のタオル2500枚 熊本へ [ ボランティア ] 2016年05月02日赤穂高校華道部が作品を奉仕展示 [ ボランティア ] 2016年04月25日“減災”に重点「赤穂防災士の会」発足 赤高生らが熊本地震義援金を募集へ 母親有志が子ども用肌着を支援 [ ボランティア ] 2016年04月22日
コメントを書く