花嫁も瀬戸内もきらめいて「坂越の嫁入り」
2018年10月29日
海面きらめく坂越浦を和船で輿入れした「坂越の嫁入り」
海に面して集落が拓けた坂越地区では、古くは細く険しい峠道を避けて海路から花嫁を迎えたという。2年前に市民有志の実行委員会が再現。それを知った神戸市内のブライダル企画会社が「一生の思い出となる結婚式にふさわしい」と事業化し、第1号となる新郎新婦を公募した。
記念すべき最初のカップルとなったのは姫路市網干区の田中槙悟さん(24)・郁さん(24)。今年2月に入籍したが仕事や転居で慌ただしく、式を挙げていなかった。新郎の母の勧めで郁さんが応募し、抽選で選ばれた。
郁さんと両親を乗せた和船は船頭の手漕ぎでゆったりと湾内を巡航。浜で出迎えた槙悟さんと人力車で神社へと向かった。道中には地域住民が手書きした祝福の横断幕がかかり、風情ある光景を撮影しようと集まった大勢のアマチュア写真家たちがシャッターを切る中、2人は笑顔を振りまいた。
式を終え、2人は「たくさんのみなさんに祝ってもらえて、ただただ感謝。すばらしい景色と人の温かさ。世界でここだけの結婚式になりました」と感激に浸った。
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掲載紙面(PDF):
2018年11月3日(2299号) 1面 (10,127,746byte)
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コメント
1、大道の電柱。街歩きや写生をしてる観光客の皆さんからよく聞く言葉。地中化すれば、倉敷などの美観地区並みに各が上がる。
2、風格のある町家や白壁、石垣、瓦葺の大屋根の連鎖が壊され、普通の家にリニューアルする家が増えてきてる。統一された歴史感が歯抜け状態に・・・・維持・補修に補助金など早急に保存対策を!
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投稿:まだまだ、景観保存に生ぬるい坂越に危機感 2018年10月30日伝統文化を後世に伝える事が町の発展にもつながりますね
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投稿:坂越出身者じゃないけど 2018年10月29日近代的な箱物やイベントは、お金さえあればすぐ出来ますが、このような土地のかもし出す雰囲気は、ちょっとやそっとでは再生出来ませんな。
今となっては、貴重となりゆく、このような日本の伝統文化や自然を壊すことなく、真の日本の文化遺産として坂越を継承していかないといけないと改めて思った次第です。
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投稿:坂越出身の者 2018年10月29日コメントを書く