「ご当地サーモン」坂越で養殖チャレンジ
2018年12月01日
ご当地ブランドを目指して坂越沖で始まったサーモンの養殖
サーモンは「回転寿司でよく食べるネタ」を尋ねた消費者調査で7年連続1位になるなど需要は増加の一途。食の安全志向の高まりも受け、国産養殖が各地に広まっている。
兵庫県内でも3年前に「白鷺サーモン」(姫路市家島町)、「淡路島サクラマス」(南あわじ市)といったブランドが誕生。さらに、今年初めには宍粟市山崎町で「トラウトサーモン」(ニジマスの改良種)の養殖に取り組む一般社団法人「遊ファーム」(平野岩夫理事長)が、自家養殖した親魚から採取した卵の孵化に成功し、"純兵庫県産,,の養殖に弾みがついた。
上田水産は同法人から体長30センチくらいに成長した幼魚を購入。水槽を積んだトラックで輸送し、淡水から海水へ徐々に慣らした上で船で沖合いの生けすへ移した。今のところ、輸送や水温変化による影響は見られず、関係者は「最大の関門と思っていた輸送をクリア出来たのは何より」と喜び、次回の輸送は1000匹単位に量を増やす。
今後は一日4回の給餌で育て、地元産カキのむき身も与えてみる。数カ月で体長60〜70センチ、重さ2キロを超えるくらいに成長させ、4月から6月ごろにかけて出荷する見込み。塩焼き、ソテーはもちろん、「特に刺身で食べるとおいしい」(平野理事長)といい、上田武司社長(51)は「栄養豊富なカキで育った"オイスターサーモン,,としてブランド化を目指したい」と意気込んでいる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年12月1日(2303号) 1面 (9,390,988byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
農産物と手作り雑貨 学生らが期間限定ショップ 人気スイーツや新鮮野菜など14店舗「出張さんもく楽市」 関西電力赤穂発電所 来年7月末で廃止決定 景気動向調査 次期見通しは3期ぶり「改善」 [ 商業・経済 ] 2024年09月03日積算ミスで工事契約解除 市が損害賠償へ 物流支える海上輸送の役割知って 海運組合が講座 高校生向け工場見学バスツアー 参加者募集 アルミサッシ再生工場建設へ地鎮祭 [ 商業・経済 ] 2024年06月25日海浜公園の指定管理者公募へ説明会 14社が参加 [ 商業・経済 ] 2024年06月18日品川リフラ 世界最大級の不定形耐火物プラント完成 [ 商業・経済 ] 2024年06月14日兵庫県下初の農村RMO 周世・有年横尾地区に設立 景気動向調査の見通し悪化 物価高騰が冷や水か [ 商業・経済 ] 2024年06月04日下水管理センターでバイオマス発電稼働 [ 商業・経済 ] 2024年06月04日義士の縁で「赤穂アスパラ横丁」18日から [ 商業・経済 ] 2024年05月16日青木さやかさん「後押ししてくれる仲間を」新入社員にエール
コメントを書く