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8・9日「北前船寄港地坂越浦まつり」

 2019年06月03日 
 日本遺産を活かしたまちづくりの機運を高めようと、「北前船寄港地坂越浦まつり」が6月8日(土)と9日(日)、坂越地区で開催される。
 船舶の風よけに適した生島(国天然記念物)がある坂越浦は江戸中期から明治にかけて北前船の寄港地として栄え、船舶管理を行った「旧坂越浦会所」(市有形文化財)、廻船運賃を記した「船賃銀定法」(同)、航海中に死亡した人を埋葬した「黒崎墓所」(県史跡)など関連の文化財が現存。昨年5月、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間―北前船寄港地・船主集落」に赤穂市が追加認定された。
 坂越浦まつりは追加認定1周年を記念して「坂越のまち並みを創る会」(門田守弘会長)が主催。8日は大避神社で午後1時から獅子舞、鏡開き、餅まきなどで祝い、北前船について詳しい小樽商科大学の高野宏康学術研究員が「北前船の歴史的意義と観光資源化、まちづくりへの活用」と題して基調講演する。
 9日は坂越地区体育館で午後1時〜3時半にコンサートイベント。大阪を拠点とする「日本民謡竹生会」が各地の民謡を披露するほか、地元中学生の和太鼓演奏などがある。
 いずれも参加無料。両日とも、坂越ふるさと海岸、旧JA坂越支店跡を臨時駐車場として利用できる。Tel090・2594・1480(門田会長)。
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掲載紙面(PDF):
2019年6月8日号(2328号) 1面 (9,171,964byte)
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