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元気に笑って健康に「笑いヨガ」好評

 2020年01月01日 
笑いながら体を動かす「笑いヨガ」
 笑う動作と呼吸法を組み合わせた体操で健康を目指す「笑いヨガ」が赤穂市内で広まりつつある。
 日本笑いヨガ協会の指導者資格を取得している中広の小西恭子さん(52)が市内2カ所で教室を開講。「体の中からぽかぽかしてくる」「心も体もスッキリ」などと参加者から好評だ。
 笑いヨガは、笑いながら簡単なエクササイズを繰り返す健康体操。インド人医師が1995年に考案した。道具を使わず、座ったままでも出来る手軽さが特長で、世界100カ国以上に普及しているという。
 昨年6月から月1回、笑いヨガ教室が開かれている坂越の防災交流館。12月は12人が参加した。「20人近く集まるときもある」(小西さん)という。
 教室は小西さんのトークで和気あいあいとした雰囲気の中、さまざまな種類のエクササイズを順々に実施していく。手のひらを合わせてお辞儀しながら笑ったり、両手を上げて大きく反らした体を前にかがめながら笑ったり。それぞれの体操に「ナマステ笑い」「アロハ笑い」といったユニークな呼び名が付いている。
 一つの動作を終えるごとに、手拍子しながら「ホッホッ、ハッハッハッ」と声を出すのを3回繰り返してから「いいぞ、いいぞ、イエーイ!」と両手を左右に広げる。小西さんによると、このルーティンによって体操の効果が増すのだという。記者も一緒に体験してみたが、「ハハハハー」と笑って「イエーイ!」と言っているうちに体が温もり、不思議と楽しくなってきた。
 同協会によると、つくり笑いでも繰り返せば、脳から気持ちよいと感じるホルモンを分泌させ、同時にストレスを抑えるホルモンを出すのだという。また、笑うことによって呼吸にも使う顔の表情筋や声帯、胸や腹の筋肉が鍛えられ、身体が疲れにくくなるメリットもあるらしい。
 小西さんは薬剤師として大手薬局チェーンに勤務していた3年前に笑いヨガに出会って興味を持ち、姫路や岡山の教室を見学。同協会の研修を受けて講師の資格を取得した。「薬剤師の経験と笑いヨガティーチャーの資格を生かして、笑顔あふれる地域づくりのお手伝いをしたい」と昨年7月に退職。「心と体の笑いの処方せんを届けられる薬剤師」を目指している。
 昨年12月からは加里屋まちづくり会館でも教室をスタート。「うちの地域でもやってもらえないか」と自治会からの相談も来ているという。
 笑う門には福来たる。小西さんは「子どもさんから高齢者の方まで幅広く楽しめるので、ぜひ一度、体験してもらえれば」と呼び掛けている。
 加里屋まちづくり会館での教室は1月は6日(月)と20日(月)。いずれも午前10時〜11時で1回500円。TEL080・7894・8767(小西さん)。
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掲載紙面(PDF):
2020年1月1日号・第1部(2353号) 1面 (7,892,787byte)
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