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氏子ら大しめ縄で迎春準備

 2020年12月14日 
氏子らが手作りした西有年大避神社の大しめ縄
 西有年の大避神社で13日、拝殿前の大しめ縄が新調された。氏子らの「しめなわ作り協力会」(寺内良一代表)に西有年自治会(上山保会長)が協力して製作したしめ縄は長さ約8・2メートル、最も太い部分で直径15センチほど。「これで新年を迎えられる」と完成を喜んだ。
 同神社では2008年から自治会と老人会の有志が「西有年注連縄保存会」を結成。会員の高齢化で15年に解散した後も協力会を立ち上げ、毎年12月に大しめ縄を奉納している。
 今年も9月下旬に地元営農組合から提供されたもちわらを干して乾燥させ、自治会員らがわらくずを一本一本掃除。木槌でたたいて柔らかくするなど準備した。
 この日は協力会と自治会員の計約20人が神社に集まり、絵馬堂でしめ縄作り。本宮用と若宮用(同約6・6メートル)の2本を作り、拝殿前の石柱にはしごを掛けて結び付けた。
 5年ほど前からしめ縄作りに参加しているという平尾雅俊さん(69)は「わらをよるときの力を入れる加減と角度が難しい。先輩から教わった作り方を若い人にも伝えていきたい」と話した。
 年末に手作りの門松を飾り、元日午前8時から歳旦祭を行う。神事では地元雅楽グループ「西龍会」が笙や龍笛で雅楽を演奏する。
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掲載紙面(PDF):
2020年12月19日号(2397号) 3面 (7,064,754byte)
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