故大上三穂子さん 川柳仲間が遺句集
2021年02月26日
遺句集と在りし日の大上三穂子さん
大上さんは賢明女子学院短大の図書館司書として勤務するかたわら、「時の川柳社」同人となり、1991年に句集『紫野』を上梓。2011年には川柳赤穂吟社の前身となる「赤穂川柳講座」を創設した。一昨年3月から一年間、「赤穂民報川柳」の選者を務めたが、昨年8月に81歳で亡くなった。
遺句集は『三穂子ー赤穂吟社と歩むー』と題し、「泣きに行く場所は近距離亡母が待つ」「この世今こころこぼれて花に酔う」など故人の作句約130句を収録した。会員20人が追悼文を寄稿。大上さんが赤穂民報川柳の選者として秀句に選んだ会員の作品と選評も掲載した。
遺句集を編集した川柳赤穂吟者講師の濱邉稲佐岳さん=姫路市=は「現在の川柳赤穂吟社があるのは三穂子さんのおかげ。もう少し長生きして吟社を引っ張ってほしかったが、柩に横たわる彼女は安らかで、一生を満足に生きたという表情だった」と偲んだ。
遺句集についての問い合わせはTel090・3721・9295(濱邉さん)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年2月27日号(2406号) 4面 (8,072,256byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
あこがれの樫本さんと共演 国際音楽祭開幕、城跡に音色響く [ 文化・歴史 ] 2013年10月05日歴史遺産をモニュメント復元 [ 文化・歴史 ] 2013年10月05日能面と備前焼の合同展 [ 文化・歴史 ] 2013年10月05日ゆかりの画家が描いた郷土 [ 文化・歴史 ] 2013年10月04日機関誌『至道』第3号を発行 [ 文化・歴史 ] 2013年10月02日たつの市美術展、書道の部で市長賞 [ 文化・歴史 ] 2013年10月02日ガイドが語る藩主家の歴史 SLの魅力を写真と模型で [ 文化・歴史 ] 2013年09月28日義士祭奉賛学童書道展の募集要項 市美術展、26日に開幕 [ 文化・歴史 ] 2013年09月25日農民人形展、入館者5000人達成 [ 文化・歴史 ] 2013年09月23日観月会で風流なひととき [ 文化・歴史 ] 2013年09月22日山鹿素行の命日祭と講演会 [ 文化・歴史 ] 2013年09月21日書道の全日本高校・大学生展で大賞 [ 文化・歴史 ] 2013年09月18日
コメントを書く