西郷輝彦さん逝去 内蔵助役でこだわった「黒足袋」
2022年02月23日
義士行列で勇姿を見せた西郷輝彦さん
報道によると、西郷さんは2011年に前立腺がんと診断されて手術。義士行列に出演したときは元気な姿で沿道の声援に応え、「赤穂のみなさんの前を内蔵助姿で歩ける。こんな幸せなことはありません」とインタビューに答えた。
西郷さんは義士祭当日の朝、内蔵助役の衣装に白足袋が用意されていることを知り、「討ち入りには目立たない黒足袋をはいたのでは」などと提案。急きょ用意された黒足袋に途中ではき替えたという。
「ほとんど気付いた方はないでしょうが、行列の前半は白足袋、休憩をはさんだ後半は黒足袋で歩かれました」と語るのは西郷さんの付き添い係を務めた市商工課の高見直樹課長。「衣装の細部にまでこだわるプロ意識を感じましたが、最も印象に残っているのは、にこにこしたスマイルです」と話し、冥福を祈った。
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掲載紙面(PDF):
2022年2月26日号(2452号) 2面 (4,592,109byte)
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[ 社会 ]
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投稿:御冥福をお祈りします 2022年02月23日コメントを書く