市史史料集『柴原家文書』最終巻を刊行
2022年03月06日
赤穂市は、『赤穂市史史料集』の第8集『真光寺旧蔵・柴原家文書 年中用事控VI』をこのほど刊行した。
赤穂藩の蔵元を務めた塩屋村の豪商・柴原家が江戸中期(寛延)から幕末(慶応)まで三代約120年間にわたって書き残した文書を完全活字化する最終の6冊目。嘉永4年(1851)から慶応元年(1865)にかけての記録を翻刻収録したほか、巻末解説で主要な内容をわかりやすく説明している。
塩田関係では文久3年(1863)に藩が大俵塩の江戸での専売を画策したが不調に終わったこと、元治元年(1864)に西大土手浜開発の地鎮祭を執行したとの記述がある。嘉永7年(1854)11月に大地震(東海・南海地震)があり、城や町家などが多く損壊。津波から避難するために皆が山に逃げ登ったという。
附録として、文久2年(1862)に起こった赤穂藩の下士・足軽による重役暗殺事件に関する記述を柴原家文書から拾い出した「柴原家文書にみる文久事件」を掲載。 A5判342ページで1000部発行。一部400円(送料別)。市教委市史編さん担当Tel43・6848。
掲載紙面(PDF):
2022年3月12日号(2454号) 4面 (7,716,594byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂藩の蔵元を務めた塩屋村の豪商・柴原家が江戸中期(寛延)から幕末(慶応)まで三代約120年間にわたって書き残した文書を完全活字化する最終の6冊目。嘉永4年(1851)から慶応元年(1865)にかけての記録を翻刻収録したほか、巻末解説で主要な内容をわかりやすく説明している。
塩田関係では文久3年(1863)に藩が大俵塩の江戸での専売を画策したが不調に終わったこと、元治元年(1864)に西大土手浜開発の地鎮祭を執行したとの記述がある。嘉永7年(1854)11月に大地震(東海・南海地震)があり、城や町家などが多く損壊。津波から避難するために皆が山に逃げ登ったという。
附録として、文久2年(1862)に起こった赤穂藩の下士・足軽による重役暗殺事件に関する記述を柴原家文書から拾い出した「柴原家文書にみる文久事件」を掲載。 A5判342ページで1000部発行。一部400円(送料別)。市教委市史編さん担当Tel43・6848。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年3月12日号(2454号) 4面 (7,716,594byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
「2023赤穂市美術展」が開幕 絵画、書など268点 [ 文化・歴史 ] 2023年10月19日2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2023年10月15日獅子舞存続 児童らが議論「未来に残すべき」 平田オリザ氏講演 先着300人募集 地域連携フォーラム 「坂越の船祭」男衆ら活気 4年ぶり獅子舞も [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日子どもの笑顔でほっこり 福浦の山脇五都子さん水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日「工房マップ作って」伝統工芸作家ら42人が要望 [ 文化・歴史 ] 2023年10月07日ル・ポン国際音楽祭30日開幕 音楽監督の樫本大進さん「新たな風が吹く」 第52回義士祭奉賛学童書道展 募集要項発表 秦氏ゆかり史跡探訪バスツアー 参加募集 川柳赤穂吟社11周年大会 課題を発表 女性たちの絵画展「女・女・女展」22日から [ 文化・歴史 ] 2023年09月17日西国街道・有年峠「地域の歴史名所へ」住民ら整備 芸大院生が故郷で個展「琉球に海あり」 [ 文化・歴史 ] 2023年09月15日
コメントを書く