大津地区で牧場計画 頭数制限巡り相違
2022年03月20日
大津地区で乳牛約700頭を飼育する酪農牧場の建設計画があり、市条例施行規則が定める飼養頭数制限の適用をめぐって事業者と一部住民との間で見解の相違が生じている。
計画地は山陽自動車道赤穂インターチェンジから西へ約2・7キロで地番は西有年。高野地区で乳牛を飼育している丸尾牧場が「第2牧場」として牛舎や飼料倉庫、堆肥舎などを建設し、子牛を含めて710頭を飼養する計画。年間約6400トンの生乳を生産する見込みという。市街化調整区域だが、法令で畜舎や搾乳施設は開発許可不要となっている。
計画では、約14億円を投資して搾乳ロボットなど先進的高性能機械のほか、臭気対策としてトンネル換気システムや全自動糞尿処理システムなどを導入。施設からの排出水は公共下水へ接続し、「周辺地域への環境に配慮した、最先端の畜産経営モデルの構築」を目指すという。15人を新規雇用する予定がある。
赤穂市生活環境保全条例と施行規則は、住宅連たん地域(5ヘクタール以内に住宅が50戸以上ある地域)から半径1キロメートル未満で牛や豚を飼養できる頭数を「50頭」と制限し、1キロメートル以上離れていれば制限は設けられていない。飼養場所と住宅連たん地域との距離は「附近の地形、住宅などの状況により、市長が認定する」と定めている。
市によると、計画地から「直線距離で950〜970メートル程度」(環境課)離れた場所に住宅が複数建つ地域があるという。一部の住民が「頭数制限が適用されるべき」とする一方、事業者は「市とも協議した上で予定地を決めた」と主張している。
計画はすでに国の補助事業に採択され、同社は来年3月の竣工へ向けて今年4月に着工する予定。同課は「現在、事業者から提出された届出書類を精査しているところ」としながらも、「予定地と住宅地との間にある山の起伏を考慮すれば離間距離は1キロメートルを超える」との見方を示している。
掲載紙面(PDF):
2022年3月19日号(2455号) 3面 (10,554,762byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
計画地は山陽自動車道赤穂インターチェンジから西へ約2・7キロで地番は西有年。高野地区で乳牛を飼育している丸尾牧場が「第2牧場」として牛舎や飼料倉庫、堆肥舎などを建設し、子牛を含めて710頭を飼養する計画。年間約6400トンの生乳を生産する見込みという。市街化調整区域だが、法令で畜舎や搾乳施設は開発許可不要となっている。
計画では、約14億円を投資して搾乳ロボットなど先進的高性能機械のほか、臭気対策としてトンネル換気システムや全自動糞尿処理システムなどを導入。施設からの排出水は公共下水へ接続し、「周辺地域への環境に配慮した、最先端の畜産経営モデルの構築」を目指すという。15人を新規雇用する予定がある。
赤穂市生活環境保全条例と施行規則は、住宅連たん地域(5ヘクタール以内に住宅が50戸以上ある地域)から半径1キロメートル未満で牛や豚を飼養できる頭数を「50頭」と制限し、1キロメートル以上離れていれば制限は設けられていない。飼養場所と住宅連たん地域との距離は「附近の地形、住宅などの状況により、市長が認定する」と定めている。
市によると、計画地から「直線距離で950〜970メートル程度」(環境課)離れた場所に住宅が複数建つ地域があるという。一部の住民が「頭数制限が適用されるべき」とする一方、事業者は「市とも協議した上で予定地を決めた」と主張している。
計画はすでに国の補助事業に採択され、同社は来年3月の竣工へ向けて今年4月に着工する予定。同課は「現在、事業者から提出された届出書類を精査しているところ」としながらも、「予定地と住宅地との間にある山の起伏を考慮すれば離間距離は1キロメートルを超える」との見方を示している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年3月19日号(2455号) 3面 (10,554,762byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
救急出動件数3年ぶり減少 [ 社会 ] 2020年01月24日《市公共工事贈収賄》元土木係長に執行猶予付き有罪判決 防火へ士気高揚 消防出初式 [ 社会 ] 2020年01月19日「いちじくコンフィ」西播磨フードグランプリ [ 商業・経済 ] 2020年01月17日「鶏肉のレモン漬けたれ」全国デビュー決定 [ 商業・経済 ] 2020年01月16日永年勤続の従業員を表彰 [ 社会 ] 2020年01月14日成人祝賀式で大人の門出祝う [ 社会 ] 2020年01月13日《西有年産廃》公文書公開請求後に知事発言録を破棄 新年交礼会 一年のスタート祝う 土日祝限定で坂越−御崎間バス運行 [ 商業・経済 ] 2020年01月03日《西有年産廃》「『心配ない』ともっていけるか」知事発言 ペアでお得に御崎散策「恋人認定書」 赤穂JC理事長に寺岡里江子氏 女性初 [ 社会 ] 2019年12月29日加里屋川連絡協に県くすのき賞 [ 社会 ] 2019年12月24日五輪聖火ランナーに塩屋の大川裕司さん
コメント
脱脂粉乳やバター等でも余ったら廃棄になるそうで食品ロスになるそうです。
高速道路の廃棄ガスや砕石場の粉塵を牛さんに吸わせるのも可哀想です。
事業で飼育するなら住宅地に微妙に近いとか問題になる地域では無くても、市とのプロジェクトとして、山を相続で貰ったけど困って末代まで続く納税や土砂崩れ等の損害賠償を考えるとタダでも引き取って欲しい方も多いそうです。
なので、そういった方々の土地を市なら判っている税金納付者に要請して一旦タダか二束三文で引取り、山を纏めて何山か事業者に多少の手間代と市民の税金で運営している市へ多少の売上を乗っけて事業者へ転売(私利私欲で払いたく無いっては言わない業者さんだと思います。他の市区町村に動く事も出来るのに赤穂で2次飼育場を作られる方なので)をしたら土地の持主さんも市も所有者不明地で悩まず、多少の売上と固定資産税も所得税も入り住宅地から離れた地域に牛さんを飼育すれば環境的にもいいかなぁと安易ではありますが思いました。
出来たら余っている乳牛だけではなくて、黒毛和牛を育ててふるさと納税で「赤穂義士牛」や直営バターやチーズ屋とかも出してくれたら面白いかも。
すいません。余談でした。素人の意見なので事業者の方にはすみません。ちょっとでも市も民も良い方向になることを、祈っています。
9 8
投稿:素人意見ですみません 2022年03月24日8 10
投稿:臭いが気になる 2022年03月23日16 8
投稿:正義の味方 2022年03月22日社会見学の校外学習で畜舎に入るくらいでしょうか。それでも靴底の消毒などは徹底すると思います。
22 7
投稿:異業種 2022年03月21日そちらの方が気になります。
2 27
投稿:しおしお 2022年03月20日コメントを書く