忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 街ネタ
  3. 記事詳細

じゃがいもから「ミニトマト」!?

 2022年06月10日 
 「じゃがいもにトマトがついた」と坂越小島の玉石志づ子さん(91)が知らせてくれた。

まるでミニトマトのような「じゃがいもの実」=写真向かって右。左は同じ株の根についたじゃがいも


 見に行くと、じゃがいもの茎から形も大きさもミニトマトのような緑色の果実が6〜7個、房に実っている。玉石さんが株ごと引っこ抜くと、地中からじゃがいもがゴロゴロと出てきたので、じゃがいもの株であることは間違いない。玉石さんは「長いこと畑やってきたけど、こんなのは初めて見た」と言う。

 兵庫県立農林水産技術総合センターに写真を見てもらうと、これは「じゃがいもの実」だという。

 「普段、私たちが食用する『じゃがいも』は地下茎が肥大したもので果実ではありませんよね。じゃがいもの果実は、他の植物と同様、花が咲いて、受粉した後に実ります。このミニトマトみたいなのが、じゃがいもの果実です」

 同センターによると、「そんなに珍しくもないし、不思議な現象でもない」という。しかし、玉石さん以外の人も「こんなのは初めて見た」と口々に話すのはどういうことなのか。

 野菜や果物に詳しいタキイ種苗通販係は、「農家さんによっては、じゃがいもに栄養が行くように、と花を摘み取ることがあります。そこまでバランスを崩すことはないので放っておいて問題ないのですが、そうやって花を摘むことが多かったので、じゃがいもの実を見たことがない人が多いのかも知れません」と推測する。

 ちなみに、じゃがいもの実には食べるとお腹をこわす成分が含まれているという。タキイ種苗は「基本的には食べられないものですので、そのまま見た目だけをお楽しみください」と話していた。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2022年6月11日号(2465号) 4面 (12,599,577byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • グランツーリスモ世界一決定戦へ14歳の挑戦←よつ(12/02)
  • 《市民病院医療事故多発》「科長に急かされた」被告医師が主張 自身の技量不足認めるメッセージも【加筆修正あり】←市民63歳(12/02)
  • 《市民病院医療事故多発》「科長に急かされた」被告医師が主張 自身の技量不足認めるメッセージも【加筆修正あり】←赤穂民報さんお願いします(12/01)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警