義士木像の修復ボランティア開始
2009年03月14日
ボランティアスタッフの手で始まった義士木像の修復作業
木像は昨年6月、中広の永応寺(楠哲雄住職)が市に寄贈した赤穂浅野家3代藩主と四十七士の50躰。「文化財への関心を高めてもらう機会になれば」と市教委が修復作業を手伝うボランティアを募集し、市内外から11人が申し込んだ。
作業初日はちょうど浅野内匠頭長矩の命日。スタッフらは手袋着用で長矩像をはじめ6躰を木箱から取り出し、小筆やハケで表面に何層にも積み重なっているほこりを払った。
元うるし職人で20年ほど前に社町で義士木像の修復に携わったという大津の山根健一さん(69)は「何か経験を活かすことができれば」と応募。加古川市から参加したシンクタンク研究員の金子実佳さん(30)は「文化財に直接向き合えるチャンス。作業しながら赤穂事件について考えを深めたい」と細部をじっくり観察しながら筆を動かした。
今後、月1〜2回のペースで修復を進める予定。修復するレベルにもよるが、50躰すべての作業を完了するには複数年かかる見通し。指導する市文化財保護審議会委員の篠宮欣子さん=山手町=は「無理をせず、楽しみながら気長に取り組んで」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年3月21日(1840号) 4面 (7,198,990byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
日本遺産推進に補助金2400万円 [ 文化・歴史 ] 2019年10月17日邦楽の調べで「月見の宴」 [ ボランティア ] 2019年10月16日神輿担ぎ57年ぶり復活へ 「謎の氏族〜秦氏」考古学から実像迫る [ 文化・歴史 ] 2019年10月13日山鹿素行のお話(11)後記 [ 文化・歴史 ] 2019年10月12日文字と絵で母への想い 絵手紙展 [ 文化・歴史 ] 2019年10月12日市小中学校連合音楽会 17日ハーモニーH 国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」13日催行 獅子舞4保存会が熱い競演 [ 文化・歴史 ] 2019年10月08日ライオンズデー恒例の清掃奉仕 [ ボランティア ] 2019年10月08日山鹿素行のお話(10)素行先生の教えを全うした赤穂義士 [ 文化・歴史 ] 2019年10月05日繊細な色の重なり 和紙ちぎり絵展 [ 文化・歴史 ] 2019年10月02日「目指すは金賞」全日本吹奏楽コンクール [ 文化・歴史 ] 2019年10月01日獅子舞集う伝統文化祭 10月6日開催 ル・ポン国際音楽祭 会場変更で当日券販売
コメントを書く