炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵
2024年01月03日
炎と煙による窯変で生み出された紋様を富士や日の出に見立てた陶板絵の作品展が1月5日(金)から御崎の桃井ミュージアムで開かれる。今年の干支「辰」にちなんだ作品も並び、初春にふさわしい展示となりそうだ。
出品者は赤穂雲火焼作家の長棟州彦さん(76)=塩屋=。まるで朝焼けの空に冠雪した富士を描いたような「不二山」、富士の上空を龍が飛ぶ紋様の「雲龍」などのほか、赤い地肌に山容が白く浮き上がった茶碗など20点以上を展示。玄関に飾った水琴窟は空を舞う龍のような窯変が目を引き、壺に響く音を「辰の初鳴き」として来館者を出迎える。
釉薬を使わず炎と煙による窯変で紋様を出現させる雲火焼に魅せられ、約40年にわたって陶芸に励んできた長棟さん。20年ほど前から陶板絵の制作にも取り組み、試行錯誤と工夫を重ねた結果、味わいのある景色が窯疵なく焼き上がる確率を高められたという。
1階展示コーナーで1月29日(月)まで午前9時〜午後4時。火曜休館。館内で使用できる金券500円を購入して入館。2階展示室では札幌市の詩人、嵩文彦さん(85)と姫路市飾磨区の川柳作家、森崎大青さん(70)の「旅するコラボ展2024」を同時開催。13日(土)午後2時から朗読会あり。TEL56・9933。
掲載紙面(PDF):
2024年1月1日号・第1部(2535号) 4面 (8,948,666byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
出品者は赤穂雲火焼作家の長棟州彦さん(76)=塩屋=。まるで朝焼けの空に冠雪した富士を描いたような「不二山」、富士の上空を龍が飛ぶ紋様の「雲龍」などのほか、赤い地肌に山容が白く浮き上がった茶碗など20点以上を展示。玄関に飾った水琴窟は空を舞う龍のような窯変が目を引き、壺に響く音を「辰の初鳴き」として来館者を出迎える。
釉薬を使わず炎と煙による窯変で紋様を出現させる雲火焼に魅せられ、約40年にわたって陶芸に励んできた長棟さん。20年ほど前から陶板絵の制作にも取り組み、試行錯誤と工夫を重ねた結果、味わいのある景色が窯疵なく焼き上がる確率を高められたという。
1階展示コーナーで1月29日(月)まで午前9時〜午後4時。火曜休館。館内で使用できる金券500円を購入して入館。2階展示室では札幌市の詩人、嵩文彦さん(85)と姫路市飾磨区の川柳作家、森崎大青さん(70)の「旅するコラボ展2024」を同時開催。13日(土)午後2時から朗読会あり。TEL56・9933。
窯変を富士に見立てた陶板絵を出品する赤穂雲火焼作家の長棟州彦さん
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年1月1日号・第1部(2535号) 4面 (8,948,666byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
クイズラリー楽しんで郷土史学習 内蔵助自筆の暇乞い状 60年ぶり公開 [ 文化・歴史 ] 2018年12月01日国際展入選作も パッチワークキルト展 [ 文化・歴史 ] 2018年11月30日現存最古の忠臣蔵映画 東京で上映 [ 文化・歴史 ] 2018年11月29日琴伝流大正琴60団体が出演 第48回赤穂義士祭奉賛学童書道展 「海のように広い心に」小学校に作品寄贈 [ 文化・歴史 ] 2018年11月27日「自分の色で描いて」後藤仁さんが絵画指導 西山松之助氏の母校で茶道体験教室 「熱意で盛り上げて」北前船寄港地セミナー いざ本番!「子ども義士物語」21日上演 江戸時代の形紙もとに藍染め体験 [ 文化・歴史 ] 2018年11月17日晴れの全日本フェスへ「心は一つ」 18日に「北前船寄港地セミナー」 「手仕事の流儀」赤穂の女匠ら意見交換
コメントを書く