【第26回】受講生のステージに私の方がドキドキ
2009年03月28日
コンサート会場での記念写真。後列左から2人目が伊藤さん
このグループは、以前こちらで活動していたJOCVの指導の下結成された現地人によるものです。
以前にも一度、演奏指導でキルギスに来られたことのある川崎の和太鼓グループ「祭音」からゲストとしてお2人が来られ、コラボレーションコンサートに。太鼓の合間に箏を演奏するプログラムでしたが、太鼓グループのメンバーで箏も受講している一人の女子学生が出演しました。
曲目は「さくら」。彼女は人前で演奏するのはこれが初めてで、私もドキドキでした。小さいながらも美しい音色を出すのが特徴の彼女は、少し強い音を出す練習をしてコンサートに臨みました。
本番直前に「落ち着いてね」と声をかけるつもりが、私のほうが慌ててしまい、「静かにね」と言って舞台へ送り出してしまいました。
それでも、彼女は私が言い間違えたことを分かり、しっかりと客席を意識した演奏をしてくれました。
舞台は本当によい勉強の場です。私自身、キルギスでこのような機会に恵まれたことが、予定外の財産になっています。
* * *
▽伊藤寛子さん=赤穂西中学校出身の26歳。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として平成21年6月まで中央アジア・キルギス共和国に2年間の単身赴任中。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年3月28日(1841号) 4面 (8,932,269byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 寛子のキルギス日記 ]
【第16回】キルギスの子どもたちに楽器を 2008年07月26日【第15回】生徒も教師も学習成果確かめた「さつき祭り」 2008年06月28日【第14回】うきうきな春 2008年05月20日【第13回】悩みながら、迷いながら 2008年05月03日【第12回】私って親バカ? 2008年04月05日【第11回】子どもたちの可能性を信じて 2008年03月08日【第10回】ハッピーバレンタイン 2008年02月23日【第9回】子どもたちにどう向き合うか 2008年01月19日【第8回】今年もがんばります! 2008年01月12日
コメントを書く