実験通して理科のおもしろさ実感
2024年08月13日
赤穂市教育委員会と教育連携協定を結んでいる近畿大学工学部による「夏休み理科おもしろ実験教室」が東有年の有年中学校で6日にあり、市内中学生28人が参加。身近な野菜や果物を使った実験に取り組んだ。
「理科好きの子どもを増やそう」という協定の一環で同大学化学生命工学科の小川智弘講師らが来校。生徒らは用意された2種類の実験から一つを選んで受講した。
「オレンジや野菜ジュースのDNAを取り出してみよう」の実験では、アルコールに溶けにくいDNAの性質を利用。オレンジを絞った果汁にアルコールを加えて比重の軽いDNAを浮き上がらせた。「酵素の力でロケットが飛ぶ?」と題した実験では、円筒状のプラスチックケースに細かく刻んだ野菜や果物などとともに消毒液などに使われる過酸化水素水を入れた。細胞内のカタラーゼが過酸化水素水を分解して発生した酸素がケース内に充満し、ポンという音とともにふたが外れてケースが空中に跳ね上がった。
キュウリ、シメジなど中に入れるものを変えて実験。バナナが一番高く飛ぶと予想した有年中3年の藤原蒼真君(14)は「実際はバナナが最下位で想定外」と苦笑い。同じクラスの長田愛莉さん(12)と一緒に受講した赤穂東中1年の高橋由唯さん(12)は「結果を予測しながら実験するのが楽しい」。
この日は、同大学で教職課程を履修している学生7人が白衣を着て実験助手として参加。3回生の後藤彩香さん(21)は「教科書に載っていること以外にも、身の回りにある理科のおもしろさを見つけて」と呼び掛けた。
掲載紙面(PDF):
2024年9月7日号(2566号) 1面 (6,058,114byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
学生たちが理科のおもしろさを伝えた実験教室
「理科好きの子どもを増やそう」という協定の一環で同大学化学生命工学科の小川智弘講師らが来校。生徒らは用意された2種類の実験から一つを選んで受講した。
「オレンジや野菜ジュースのDNAを取り出してみよう」の実験では、アルコールに溶けにくいDNAの性質を利用。オレンジを絞った果汁にアルコールを加えて比重の軽いDNAを浮き上がらせた。「酵素の力でロケットが飛ぶ?」と題した実験では、円筒状のプラスチックケースに細かく刻んだ野菜や果物などとともに消毒液などに使われる過酸化水素水を入れた。細胞内のカタラーゼが過酸化水素水を分解して発生した酸素がケース内に充満し、ポンという音とともにふたが外れてケースが空中に跳ね上がった。
キュウリ、シメジなど中に入れるものを変えて実験。バナナが一番高く飛ぶと予想した有年中3年の藤原蒼真君(14)は「実際はバナナが最下位で想定外」と苦笑い。同じクラスの長田愛莉さん(12)と一緒に受講した赤穂東中1年の高橋由唯さん(12)は「結果を予測しながら実験するのが楽しい」。
この日は、同大学で教職課程を履修している学生7人が白衣を着て実験助手として参加。3回生の後藤彩香さん(21)は「教科書に載っていること以外にも、身の回りにある理科のおもしろさを見つけて」と呼び掛けた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年9月7日号(2566号) 1面 (6,058,114byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
尾崎小を核に地域づくり 文科大臣表彰 塩で音楽と科学の実験楽しもう 第44回赤穂市少女バレー送別大会 「光るホタル楽しみ」加里屋川にホタル幼虫放流 「代打の神様」が女子ジュニアを指導 素直な歌声にほっこりと 5日に児童合唱団の定演 東京五輪出場の柔道家、金知秀さんが少年団指導 第38回赤穂民報習字紙上展の入賞者 創立100周年で記念植樹 赤穂幼 [ 子供 ] 2023年02月13日第35回赤相地区少女バレー親善大会 柔道の県スポ少大会で2選手優勝 磁石モーターでコマ回し 三菱電機が出前授業 [ 子供 ] 2023年02月06日中古の子ども服や絵本を無料提供 児童の個人情報含むUSB紛失 「考えてプレーを」元日本代表がサッカー指導
コメントを書く