政府備蓄米で子育て世帯を緊急支援
2025年03月04日
子育て世帯への食材提供活動などを実施している赤穂市地域活動連絡協議会(岩崎由美子会長)に農林水産省から政府備蓄米450キロが無償交付され、家計が特に厳しい多子世帯などに無料で配給された。

国は、こども食堂やフードバンクなどに取り組む団体に食育推進の一環として政府備蓄米を無償で交付する事業を実施している。米の価格が高騰する中、申請団体が増加し、今年度は約317トンを交付(2月25日現在)。前年度の約140トンを大幅に上回っている。
会長の岩崎さんによると、昨年12月ごろから「値段が高くてお米が買えない」「食べ盛りの子どもがいるけど、麺類ばかり食べさせている」などといった相談が増え、「何とかしなければ」と政府備蓄米の無償交付を申請したという。
届いたのは2023年度産の長野県産コシヒカリ。無洗米で家事の時間短縮に都合がよい。岩崎さんは「なるべく多くの子どもたちに行き渡るように」と子ども1人につき2キロを配給する取り決めを設け、加里屋の活動拠点で初日の2月28日は30人分60キロを配った。保育園児を含む5人を子育て中の30代女性は「お米が高くて買えず、保育所に月1回持って行く1合の米を出すのも困っていたので本当に助かります」と持ち帰った。
今後も3月末までに7~8回の配給日を設ける予定で、各回60キロを上限に予約制で配給。他の食材と食育情報が載ったパンフレットをセットして提供する。「あこう子ども食堂」のインスタグラムで配給日を告知し、先着順に予約を受け付ける。
岩崎会長は「物価高騰の追い打ちで家計が深刻な中、頑張って子育てしている世帯を少しでも支えたい。国の制度が継続されるなら、今後も申請して配給を続けたい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2025年3月8日号(2590号) 4面 (9,145,457byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)

国から赤穂市地域活動連絡協議会に無償交付された政府備蓄米
国は、こども食堂やフードバンクなどに取り組む団体に食育推進の一環として政府備蓄米を無償で交付する事業を実施している。米の価格が高騰する中、申請団体が増加し、今年度は約317トンを交付(2月25日現在)。前年度の約140トンを大幅に上回っている。
会長の岩崎さんによると、昨年12月ごろから「値段が高くてお米が買えない」「食べ盛りの子どもがいるけど、麺類ばかり食べさせている」などといった相談が増え、「何とかしなければ」と政府備蓄米の無償交付を申請したという。
届いたのは2023年度産の長野県産コシヒカリ。無洗米で家事の時間短縮に都合がよい。岩崎さんは「なるべく多くの子どもたちに行き渡るように」と子ども1人につき2キロを配給する取り決めを設け、加里屋の活動拠点で初日の2月28日は30人分60キロを配った。保育園児を含む5人を子育て中の30代女性は「お米が高くて買えず、保育所に月1回持って行く1合の米を出すのも困っていたので本当に助かります」と持ち帰った。
今後も3月末までに7~8回の配給日を設ける予定で、各回60キロを上限に予約制で配給。他の食材と食育情報が載ったパンフレットをセットして提供する。「あこう子ども食堂」のインスタグラムで配給日を告知し、先着順に予約を受け付ける。
岩崎会長は「物価高騰の追い打ちで家計が深刻な中、頑張って子育てしている世帯を少しでも支えたい。国の制度が継続されるなら、今後も申請して配給を続けたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2025年3月8日号(2590号) 4面 (9,145,457byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
第35回赤相地区少女バレー親善大会 柔道の県スポ少大会で2選手優勝 磁石モーターでコマ回し 三菱電機が出前授業 [ 子供 ] 2023年02月06日
中古の子ども服や絵本を無料提供 児童の個人情報含むUSB紛失 2自治会に防犯カメラ寄贈 ロータリーク [ ボランティア ] 2023年02月03日
「考えてプレーを」元日本代表がサッカー指導 インフルエンザで臨時休業 市内では約3年ぶり [ 子供 ] 2023年01月24日旬彩蔵にシャッターアート 赤穂高美術部がカラフルに 2月4日に「子育てフェスタ」先着100組募集 第42回赤穂市少女バレーボール会長杯 学校初のリレーV 地域から金メダル 県スポ少大会で2個人1ペア優勝 中学生が安全運転呼び掛け 国道2号でキャンペーン [ 子供 ] 2022年12月22日
「ウサギのように飛躍を」児童ら描いた干支大絵馬
コメントを書く