《赤穂市議選2025》立候補予定者アンケート(1)現市政の評価
2025年03月29日
任期満了に伴う赤穂市議選(3月30日告示、4月6日投開票)を前に、赤穂民報は立候補予定者を対象にアンケートを実施した。

「牟礼正稔市長の市政運営や施策の評価」を100点満点で尋ねた質問では、最も高い点数をつけた人で「75点」、最も低い点数をつけた人で「30点」だった。具体的な点数をつけなかった回答者を除く平均点は52・2点だった。
設問と回答は次のとおり。敬称略。五十音順。党派の「公」は公明党、「共」は共産党、「N」はNHK党、「躍」は躍動の会、「無」は無所属。
【質問】牟礼正稔市長の市政運営や施策を100点満点で評価し、そのように採点した理由を100文字以内でお答えください。
【各立候補予定者の回答】
▽荒木友貴(39)無現〔1〕
「30点」
子育て、福祉分野で進展はあるが、公共施設等の維持管理や病院事業など大きな課題に将来ビジョンを示せていない。施策が総花的で、人口減少時代に負担を残す市政運営であり、チャレンジするまちになっていないから。
▽家入時治(70)無現〔5〕
「30点」
1期目からの公約自体が赤穂市の財政状況を鑑みた上での本人の考えではなく、赤穂市の将来ビジョンも持っておられないと感じる。市民病院のあり方検討の判断は遅れ、議会での答弁も曖昧であり、職員力での30点。
▽井田佐登司(62)無現〔1〕
「点数は未定」
施政方針の内容だけでは、判断しにくい所が有り未定であり、これまでの市政運営についても、今のところ評価困難である。市長が、赤穂市民、行政職員、市議会議員ともっと対話をすべきと考える。
▽木下秀臣(60)無新
「75点」
過去20年近くの負の遺産がある中で、特に大きな失政はないと考えるが、市民の夕べ等、いくつかの点に、若干の相違がある。何れにしても人口減少による市税の減収は市と議会でもっと建設的に議論すべきと考える。
▽齊藤雅史(48)N新
「30点」
一見卒ない市政かと存じます。ただ、赤穂の中学校での事故による後遺症で、息子は普通に学校に通えなくなり、安全管理について強い疑念があります。また昨年の県知事選の際の市長の行動に失望しました。
▽榊 悠太(34)無現〔2〕
「65点」
誰が市政運営の舵取りをしても難しい時代であると理解している。しかしながら、市民病院の経営問題に取り組む姿勢や土地利用の考え方など、真に市の将来を考えた市政運営なのか、考えの相違もありこの点数。
▽菅原真樹(61)無新
「点数付け出来る立場で無いため」
私は人に点数をつける立場ではないと思いますので、Otherのコラムを選択させて頂きました。
▽田渕和彦(73)無現〔2〕
「40点」
熱意が伝わらない。市民病院への対応と責任のない発言。総務省の言う公共施設等の削減目標をたてた取組みに対し、赤穂市は目標が26・2%、達成状況が0・7%。将来を見据えた市政運営がされていると思えない。
▽土遠孝昌(66)無現〔3〕
「60点」
令和7年度については、子育て支援として市長の当初公約の給食費の無償化出来る事となり又、医療費の高校生までの無償化が実現出来る様になったが、今後継続的に実施していくための財源確保が課題である。
▽中谷行夫(67)無現〔1〕
「65点」
多額の財源が必要なため先送りされていた新学校給食センターやごみ処理施設等の整備事業の推進により、市長の公約が実現できないことは理解できます。一方、風通しの良い職場、市民への説明責任の対応が必要です。
▽南條千鶴子(66)公現〔1〕
「60点」
課題が山積する赤穂市政において、唯一立候補され財政難の中、市民に直結する様々な事業にも丁寧に取り組んで来られた。しかし、市民病院の方向性等、重要課題に対して説明の発信力が弱く市民にわかりづらい。
▽西川浩司(61)無現〔2〕
「60点」
子育て家庭への支援を強化し、「子どもまんなか社会」の実現を目指し、相談支援体制の強化、経済負担の軽減、子育て家庭への訪問支援、就労両立支援、居場所づくりと切れ目のない支援で支える施策に取り組んだこと。
▽瓢 敏雄(67)無現〔5〕
「75点」
給食費が完全無償化に近づいた点、医療費が18歳まで無償化した点など評価する点もあるが、市民病院の信頼失墜、赤穂インター周辺の土地活用など道半ばの公約もあり、点数は良として、今後さらに期待したい。
▽深町直也(38)共現〔1〕
「50点」
産廃建設への反対姿勢、高校生の医療費全面無償化の実現など評価すべき点も多くあるが、下水道料金や国保税の値上げ、国や県の方針に従ってのマイナ保険証や万博見学推進など賛同できない部分も多く、この点数。
▽前川弘文(63)公現〔5〕
「70点」
妊産婦や子育て世代が安心して出産・子育てができる環境づくり、高校生世代までの医療費の無償化(所得制限なし)、コミュニティバスと路線バスとの一体的な運用による交通弱者の利便性向上等の政策を評価する。
▽松崎昭彦(55)無新
「50点」
赤穂市民病院への一般会計から病院事業会計に繰り出し額が8億円となったことや医療過誤、循環バス運賃値上げ減便、市民の夕べやかきまつり中止などの影響もあり成果よりも不安不満の声が上回ったように感じたため。
▽安田 哲(54)無現〔1〕
「50点」
子育て支援や教育環境の整備に力を入れていること特に高校生までの医療費無償化については高く評価できます。一方で未だ赤穂市民病院の経営再建の道筋が描かれていない点は市政にとっての大きな課題となっています。
▽柳田智貴(45)無新
「70点」
施策はいいと思いますが、まだ実行の途中段階なので点数をつけさせて頂くとすれば、70点とさせて頂きました。
▽山谷真慶(56)躍新
「30点」
一定の評価ができる施策もあるが、不十分である。市政の透明性を欠き、市民の信頼を損なう問題が多発。特に、市民病院の医療事故対応や経営見直し、知事選での特定候補支援など、公正性を欠く判断が目立つ。
▽山野 崇(50)無現〔3〕
「30点」
市民病院の経営問題、使用料手数料、施設の統廃合など市民に嫌われてもやらなければならないことは先送りとし、2~3年後には予算が組めないほど財政を悪化させている。これではトップとしての責任が感じられない。
掲載紙面(PDF):
2025年3月29日号(2592号) 2面 (5,609,362byte)
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「牟礼正稔市長の市政運営や施策の評価」を100点満点で尋ねた質問では、最も高い点数をつけた人で「75点」、最も低い点数をつけた人で「30点」だった。具体的な点数をつけなかった回答者を除く平均点は52・2点だった。
設問と回答は次のとおり。敬称略。五十音順。党派の「公」は公明党、「共」は共産党、「N」はNHK党、「躍」は躍動の会、「無」は無所属。
【質問】牟礼正稔市長の市政運営や施策を100点満点で評価し、そのように採点した理由を100文字以内でお答えください。
【各立候補予定者の回答】
▽荒木友貴(39)無現〔1〕
「30点」
子育て、福祉分野で進展はあるが、公共施設等の維持管理や病院事業など大きな課題に将来ビジョンを示せていない。施策が総花的で、人口減少時代に負担を残す市政運営であり、チャレンジするまちになっていないから。
▽家入時治(70)無現〔5〕
「30点」
1期目からの公約自体が赤穂市の財政状況を鑑みた上での本人の考えではなく、赤穂市の将来ビジョンも持っておられないと感じる。市民病院のあり方検討の判断は遅れ、議会での答弁も曖昧であり、職員力での30点。
▽井田佐登司(62)無現〔1〕
「点数は未定」
施政方針の内容だけでは、判断しにくい所が有り未定であり、これまでの市政運営についても、今のところ評価困難である。市長が、赤穂市民、行政職員、市議会議員ともっと対話をすべきと考える。
▽木下秀臣(60)無新
「75点」
過去20年近くの負の遺産がある中で、特に大きな失政はないと考えるが、市民の夕べ等、いくつかの点に、若干の相違がある。何れにしても人口減少による市税の減収は市と議会でもっと建設的に議論すべきと考える。
▽齊藤雅史(48)N新
「30点」
一見卒ない市政かと存じます。ただ、赤穂の中学校での事故による後遺症で、息子は普通に学校に通えなくなり、安全管理について強い疑念があります。また昨年の県知事選の際の市長の行動に失望しました。
▽榊 悠太(34)無現〔2〕
「65点」
誰が市政運営の舵取りをしても難しい時代であると理解している。しかしながら、市民病院の経営問題に取り組む姿勢や土地利用の考え方など、真に市の将来を考えた市政運営なのか、考えの相違もありこの点数。
▽菅原真樹(61)無新
「点数付け出来る立場で無いため」
私は人に点数をつける立場ではないと思いますので、Otherのコラムを選択させて頂きました。
▽田渕和彦(73)無現〔2〕
「40点」
熱意が伝わらない。市民病院への対応と責任のない発言。総務省の言う公共施設等の削減目標をたてた取組みに対し、赤穂市は目標が26・2%、達成状況が0・7%。将来を見据えた市政運営がされていると思えない。
▽土遠孝昌(66)無現〔3〕
「60点」
令和7年度については、子育て支援として市長の当初公約の給食費の無償化出来る事となり又、医療費の高校生までの無償化が実現出来る様になったが、今後継続的に実施していくための財源確保が課題である。
▽中谷行夫(67)無現〔1〕
「65点」
多額の財源が必要なため先送りされていた新学校給食センターやごみ処理施設等の整備事業の推進により、市長の公約が実現できないことは理解できます。一方、風通しの良い職場、市民への説明責任の対応が必要です。
▽南條千鶴子(66)公現〔1〕
「60点」
課題が山積する赤穂市政において、唯一立候補され財政難の中、市民に直結する様々な事業にも丁寧に取り組んで来られた。しかし、市民病院の方向性等、重要課題に対して説明の発信力が弱く市民にわかりづらい。
▽西川浩司(61)無現〔2〕
「60点」
子育て家庭への支援を強化し、「子どもまんなか社会」の実現を目指し、相談支援体制の強化、経済負担の軽減、子育て家庭への訪問支援、就労両立支援、居場所づくりと切れ目のない支援で支える施策に取り組んだこと。
▽瓢 敏雄(67)無現〔5〕
「75点」
給食費が完全無償化に近づいた点、医療費が18歳まで無償化した点など評価する点もあるが、市民病院の信頼失墜、赤穂インター周辺の土地活用など道半ばの公約もあり、点数は良として、今後さらに期待したい。
▽深町直也(38)共現〔1〕
「50点」
産廃建設への反対姿勢、高校生の医療費全面無償化の実現など評価すべき点も多くあるが、下水道料金や国保税の値上げ、国や県の方針に従ってのマイナ保険証や万博見学推進など賛同できない部分も多く、この点数。
▽前川弘文(63)公現〔5〕
「70点」
妊産婦や子育て世代が安心して出産・子育てができる環境づくり、高校生世代までの医療費の無償化(所得制限なし)、コミュニティバスと路線バスとの一体的な運用による交通弱者の利便性向上等の政策を評価する。
▽松崎昭彦(55)無新
「50点」
赤穂市民病院への一般会計から病院事業会計に繰り出し額が8億円となったことや医療過誤、循環バス運賃値上げ減便、市民の夕べやかきまつり中止などの影響もあり成果よりも不安不満の声が上回ったように感じたため。
▽安田 哲(54)無現〔1〕
「50点」
子育て支援や教育環境の整備に力を入れていること特に高校生までの医療費無償化については高く評価できます。一方で未だ赤穂市民病院の経営再建の道筋が描かれていない点は市政にとっての大きな課題となっています。
▽柳田智貴(45)無新
「70点」
施策はいいと思いますが、まだ実行の途中段階なので点数をつけさせて頂くとすれば、70点とさせて頂きました。
▽山谷真慶(56)躍新
「30点」
一定の評価ができる施策もあるが、不十分である。市政の透明性を欠き、市民の信頼を損なう問題が多発。特に、市民病院の医療事故対応や経営見直し、知事選での特定候補支援など、公正性を欠く判断が目立つ。
▽山野 崇(50)無現〔3〕
「30点」
市民病院の経営問題、使用料手数料、施設の統廃合など市民に嫌われてもやらなければならないことは先送りとし、2~3年後には予算が組めないほど財政を悪化させている。これではトップとしての責任が感じられない。
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2025年3月29日号(2592号) 2面 (5,609,362byte)
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