【第30回】歯科衛生講習会を開きました
2009年05月23日
正しい歯ブラシの持ち方を指導する伊藤さん
事前に行ったアンケートでは、ほぼ全員が「100歳まで自分の歯で暮らしたい」と答えながら、昼食後に歯をみがく子は全体の8%しかいませんでした。
赴任当初から感じていたのですが、キルギス人、特に子どもたちの虫歯や歯みがきに関する知識は乏しく、これが講習会を開こうと思ったきっかけでもあります。
日本のある歯科医から提供してもらった歯垢顕示薬を使い、歯みがき実習を行いました。赤く染まる薬の作用が生徒たちに分かりやすかったようです。私のステイ先の子どもも参加していましたが、毎食後に歯みがきするようになりました。
村では今後も定期検診を呼びかけていくことになりました。当日の運営から講習後のフォローまで現地の人たちと一緒に考えたのがよかったのだろうと感じています。(写真は正しい歯ブラシの持ち方を指導する伊藤さん)
* * *
▽伊藤寛子さん=赤穂西中学校出身の26歳。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として平成21年6月まで中央アジア・キルギス共和国に2年間の単身赴任中。「ジュジュ」(キルギス語でひよこ)は現地でのニックネーム。
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掲載紙面(PDF):
2009年5月23日(1848号) 4面 (7,795,603byte)
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[ 寛子のキルギス日記 ]
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