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ふるさとの海岸にマツ植樹

 2008年03月01日 
「元気に育って」とクロマツ苗に水やりする児童
 白砂青松の景観を取り戻そうと、赤穂西小学校(田川英生校長、120人)が2月28日、福浦の「恋ヶ浜」でクロマツ苗130本を植樹。学校創立30周年記念の締めくくりとして実施し、全校児童が参加した。
 富造・千代姫の悲恋物語を地名の由来に持つ恋ヶ浜は同校の南約1・5キロにある海岸。毎春恒例の新入生歓迎遠足のゴール地として児童らに親しまれている。
 かつて美観を誇った松並木は昭和40年代後半からのマツクイムシ被害により現在はほぼ全滅。「児童らの手でふるさとの自然を育もう」と同校が市緑化推進委員会の補助を受けた。
 児童らはまず、海から流れ着いたゴミを拾い集めて植樹場所を清掃。1・5メートル間隔に地面を掘って施肥したところに一本一本手植し、竹の添え木を掛矢で力いっぱい打ち込んだ。およそ1時間かけて約60メートル区間に3〜4列を整備した。
 苗は大分産の実生3年もので高さ約50センチ。風雨に強い品種を用意したという。6年生の新原拓君(12)は「雨や風に負けず、早く僕の背より高くなってほしい」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2008年3月1日(1782号) 4面 (8,753,095byte)
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