木津の「枯木地蔵」で供養
2009年08月26日
枯木峠の地蔵盆に参加したみなさん
木津と塩屋、大津を結ぶ峠の途中にある「枯木地蔵」は慶応2年(1866)、峠を利用する集落の住民によって建立。通行人の安全を祈願したものとみられるが、赤穂鉄道の開通以降、峠を通る人は減り、いつしか草木に埋もれた。
地蔵を建立した人たちの子孫が供養のために荒れた山道を歩いていることを知った同会が13年前、清水工業団地の山陽自動車道橋脚付近にある登り口から地蔵までの約1キロを整備。以来、毎年地蔵盆に合わせて草刈りと法要を行っている。この日も雑草や倒木を取り除きながら、約1時間半かけて峠を登った。
こけむした表面を磨いて供花。龍泉寺の多田敏明住職が読経する中、全員で線香をあげた。
松本会長は「あまり知られてはいないが、立派な高雄地区の文化財。これからも大切に守り続けたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年8月29日(1861号) 3面 (7,833,770byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
重さ約200キロの「カボチャのお化け」 [ 街ネタ ] 2023年10月21日庭のタンポポ摘んだの誰!? 意外な「犯人」とは [ 街ネタ ] 2023年10月20日住民栽培のフジバカマ開花 “旅蝶”アサギマダラも飛来 [ 街ネタ ] 2023年10月07日西国街道・有年峠「地域の歴史名所へ」住民ら整備 元海外ボランティアが語る異文化体験 30人募集 学生らが空き家活用 夏季限定かき氷店 猛暑に負けず育って カルガモの9つ子 [ 街ネタ ] 2023年08月03日広がる「子ども食堂」市の補助で有志が運営 さよなら「117系」最終便に鉄道ファン [ 街ネタ ] 2023年07月26日用水路にカピバラ!? その正体は… [ 街ネタ ] 2023年07月01日行政苦情対応10年 古森雄三さんに近畿局長表彰 32年ぶり刷新 高取峠「早かご像」 宮司が文字を一本一本墨書「祓うちわ」 [ 街ネタ ] 2023年06月24日「つつじ賞」「さくら賞」など2個人4団体表彰 「高雄の宝」希少植物ハマウツボを観察
コメントを書く