医療従事者へのワクチン 赤穂でも始まる
2009年10月21日
赤穂市内の医療機関でも始まった新型インフルのワクチン接種
兵庫県は2回接種を前提にした供給計画に基づき、1回目分に当たるワクチンを出荷。2回目分は26日以降に発送する予定という。
県によると、県下医療機関(救急隊員含む)からの接種希望者数約14万2000人に対し、国から兵庫県へ割り当てられたワクチンは4万人分。希望者数に関わらず、一医療機関へのワクチン供給量の上限を「原則として、専用外来医療機関90人分、病院54人分、診療所4人分」と定め、1回当たりの接種量0・5ミリリットルに人数を掛けた必要量を出荷した。
赤穂はくほう会病院では21日から接種を開始。初日には医師、外来看護師ら約30人が投与を受けた。厚労省から「健康な20−50代は1回で効果が得られる」と通知があり、来週に届く2回目分は「今回接種できなかったスタッフに回す予定」という。それでも病院全体では足りず、「医師と外来看護師には何とか投与できるが、その他のスタッフには行き渡らない」と表情を曇らせる。
専用外来医療機関の赤穂市民病院には1ミリリットル入りワクチンが45本届いた。やはり1回接種とする方針だが、「絶対数が不足している」という。
県薬務課によると、今後追加供給するワクチンは妊婦、基礎疾患のある人など、次の優先対象者のためのもので、今回接種を受けられなかった医療従事者は輸入ワクチンの流通を待つことになる。
市内のある医療関係者は「受付や薬局のスタッフにワクチンが行き渡るのはかなり先になりそう。その間、病院の機能を麻痺させないように手洗い、うがいで自衛するしかない」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年10月31日(1868号) 1面 (8,719,596byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
ろう者も聴者も一緒におしゃべり「手話カフェ」 [ 社会 ] 2023年02月04日市庁舎南側玄関にスロープ 身障者用駐車区画も増設 [ 社会 ] 2023年02月04日5万年ぶり地球最接近の「ZTF彗星」 [ 社会 ] 2023年01月31日姫路から赤穂まで8時間半 JR遅延 乗客が体験談 [ 社会 ] 2023年01月26日特殊詐欺など被害防止へ市と警察が協定 [ 社会 ] 2023年01月26日降雪で鉄道、道路に影響 高取峠は25日午前9時45分に規制解除 [ 社会 ] 2023年01月25日寒波到来前に凍結防止剤を散布 [ 社会 ] 2023年01月24日市民病院「今年度中にガバナンス検証委から結論」 [ 社会 ] 2023年01月23日福浦産廃処分場計画地「事業者指導して」市長に要望 [ 社会 ] 2023年01月20日牟礼市長が初登庁「将来の礎を皆さんと一緒に」 「教訓伝える」赤穂高で震災追悼行事 [ 社会 ] 2023年01月17日《市長選2023》現職・牟礼氏が無投票で再選 [ 社会 ] 2023年01月15日《市長選2023》牟礼候補「次の4年で市民の豊かさ実現」 [ 社会 ] 2023年01月15日安全安心へ決意新た 消防出初式 [ 社会 ] 2023年01月09日「二十歳のつどい」若者たちの節目祝福 [ 社会 ] 2023年01月08日
コメントを書く