ごみ処理有料化の撤回請願は「不採択」へ
2010年03月18日
ごみ処理有料化計画撤回を求めた請願を「不採択」とした民生生活常任委員会
同請願は先月17日、市内の主婦らでつくる市民グループ2団体が5441人分の署名を添えて池田芳伸議長に提出。16日本会議で同委員会に審議が付託された。
委員会では、採択に賛同する立場の委員もあったが、「(ごみ処理有料化が)議案として出ていない」「この請願は意味がない」など否定的な意見が大勢を占めた。採決で「採択賛成」に挙手した委員は2人にとどまった。
委員会には、請願した市民グループの代表者らも傍聴に訪れた。参考人として意見陳述する機会を与えるよう、紹介議員が求めたが、これも賛成少数で否決された。
各委員の発言要旨と請願者のコメントは次のとおり。
▼村阪やす子副委員長(共産党)=「ごみ処理は行政の責任ですべきこと。議案に上がっていないから不採択、というのでは請願者の気持ちは報われない」
▼江見昭子委員(同)=「ごみ処理は市民が生活する上で欠かせず、税金でまかなわれるべき。有料化は税の二重取り」
▼永安弘委員(清和会)=「水道や下水道と同じく、たくさん使った人がたくさん払うのは当たり前。それにより、税の公平性が保たれる」
▼釣昭彦委員(経政会)=「(有料化が)議案として出ていないので不採択。議案として出てきたときに検討したい」
▼竹内友江委員(政翔会)=「市長は、審議会に諮問しないと言っているので、私はこの請願については意味がないと思っている」
▼汐江史朗委員(赤諒会)=「理事者から(有料化が)提案されていない今の段階では継続とすべき」
▼「赤穂ごみ問題を考える会」代表・上杉泰子さん=「いかに市民の方を向いていない議員が多いかがよくわかった。今後はごみ減量化を実現するためにあきらめず取り組みたい」
▼「赤穂を愛する会」代表・三志多文代さん=「私たち市民が議会や行政にもっと関心を持ち、口を出さなければいけない。選挙でなければ“チェンジ”できないと感じた」
<前の記事 |
関連サイト:
【社説】姑息な屁理屈やめて本質議論せよ
掲載紙面(PDF):
2010年3月20日(1888号) 1面 (7,925,970byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
過去最大規模の263・1億円 赤穂市2024年度当初予算案 [ 政治 ] 2024年02月16日議員協議会でも「定数1人減」が過半数 自民党パーティー券不正問題 山口氏「全く関与していない」 「現行定数多い」議員の半数回答 「30人が望ましい」の声も 赤穂市議会 7日と8日に一般質問 [ 政治 ] 2023年12月01日アフタースクール保育料 春・冬休みのみ利用は減額 来年度予算編成方針 財政計画規模265億円=赤穂市 [ 政治 ] 2023年10月28日21・22日に一般質問 「市民の夕べ」再開可否などテーマ [ 政治 ] 2023年09月14日議員報酬「3%アップ」答申案をパブリックコメントへ 水道在り方検討委が初会合 今年度中の答申目指す [ 政治 ] 2023年08月30日高取峠トンネル要望 相生市との連携「休止」 「リスクあっても先進性」市民意識調査で多数 市議会一般質問は26日と27日 [ 政治 ] 2023年06月21日水道代4か月分無料に 物価高騰の負担軽減策 [ 政治 ] 2023年06月06日値上げ検討、施設廃止も 18年ぶり「集中改革プラン」
コメント
なぜに市民だけに努力しろと言うのか? 不明ですよね。
公平性を求めるのであれば、上記の努力を市政はしてますか?
具体的内容と効果を尋ねてみたいもんです。
それでも、有料化しないと維持・管理が出来ないとなれば、
市民も理解すると思います。机上の空論ではなく、実測で聞いて
みたいものです。
本件は互いの努力によって、無料化維持を頑張ろうとのコンセプト
と理解します。ついては、“有料化しない議論”が必要と思います。
どこまで、家庭、工業ゴミを減らせるのか、市政はどこまでなら
無料で対応出来るのか? その他の情報公開によって、本件は
収束する方向になると理解します。
0 0
投稿:生涯:赤穂人 2010年03月19日やはり、年寄りや中年に任せるのではなく、20代30代の新しい風が必要です。
次回の選挙までに本当に若く、熱意のある人が出てきてくれくれないでしようか?
私は、そういう人を微力ながら応援したいです。
0 0
投稿:疑問 2010年03月18日コメントを書く