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地域から「端午の節句」プレゼント

 2010年04月22日 
地域の善意で贈られたこいのぼり
 有年中学校(吉田武弘校長、86人)で22日、校区住民から寄贈された鎧飾り、こいのぼりなどが生徒たちに披露された。同校は中央廊下などに展示し、「生徒が四季にちなんだ伝統文化に触れる機会に」と話している。
 同校では数年前から校内に生け花を飾り、休憩時間に生徒がお茶で一服するなど教育現場に日本の伝統文化を取り入れている。自治会やPTAを通じて「端午の節句」にまつわる飾り物の提供を呼びかけたところ、長さ5メートルもある大きなこいのぼりや、鎧飾り、トラの張子の計4組が寄せられた。
 お披露目の場となった生徒集会では、生徒会役員が自分たちで調べた節句の由来を発表。生徒会長の宮本和明君(14)は「宝物として大事に扱って後輩に引き継いでいきたい」と話していた。
 こいのぼりは5月末ごろまで好天日に校庭のポールに掲揚。今後も七夕や桃の節句など節目の展示に向けて地域に協力を呼びかける予定で、吉田校長は「伝統文化に直に接することで礼儀や物を大切にする心の育成につなげたい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2010年4月24日(1893号) 3面 (8,512,085byte)
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