有年地区の古代史実感
2010年05月20日
古墳の前で学芸員の説明を聴く児童たち
塚山古墳群は古墳時代後期(約1400〜1500年前)につくられたとみられる方墳。人里から少し離れた山すそにあり、今回参加した児童は全員初めて訪れた。
市教委学芸員の荒木幸治さん(33)の案内で、同古墳群の中で最も規模が大きく、県文化財に指定されている6号墳の内部へ。横穴式石室の構造を見学し、一度埋葬した墓の中を片付けて別の死者を葬る「追葬」の習慣があったことなど、教科書に載っていない知識も教わった。
有年考古館と市埋蔵文化財調査事務所では地元の古墳から出土した土器片に直接触れる機会も。有年地区には未発掘の遺跡が地中に多く眠っていると聞いた田邊潤弥君(12)は「自分の住んでいるところには、まだ知らない歴史がたくさんあることが分かった」と出土物をつぶさに観察していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年5月22日(1896号) 4面 (8,574,489byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「野球楽しみ好きになろう」少年クラブチーム発足 部活動地域移行の受入団体 14団体が申請 築150年の三木家住宅「アイデア組み合わせてリノベーションを」 [ 文化・歴史 ] 2024年01月30日赤穂緞通作家の見並なおこさんに「ふるさと文化賞」 師匠に続き受賞 [ 文化・歴史 ] 2024年01月29日鷏和の「国境石」破損 市教委「原因は不明」 「キャッチボールしたい」大谷翔平選手寄贈のグローブ 赤穂にも 折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展 [ 文化・歴史 ] 2024年01月15日坂越地区テーマに「赤穂の魅力再発見講座」 炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵 [ 文化・歴史 ] 2024年01月03日華麗な文様表紙に 赤穂緞通の御朱印帳 [ 文化・歴史 ] 2024年01月02日日展で10年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年01月01日「赤穂を守るやさしい龍」有年小児童が絵馬奉納 [ 子供 ] 2023年12月19日田辺眞人氏の歴史発見講座 受講者50人募集 県スポ少大会 柔道5年女子で松田さん優勝 少林寺拳法は2種目V 「もう一度本格的な忠臣蔵を」時代劇研究家の春日太一さん講演 [ 文化・歴史 ] 2023年12月15日
コメントを書く