内蔵助寄進の石灯籠、市文化財に
2010年08月25日
赤穂市有形文化財に指定された大石内蔵助寄進の石灯籠
新たに市文化財に指定されたのは、▽創作升形手洗石1基(寛文5年に良雄の祖父で城代家老だった良欽が寄進)▽六窓庵形石灯籠2基(同6年に良欽の弟で江戸家老だった良重が寄進)▽西の屋形石灯籠2基(貞享4年に良雄が寄進)。
市教委のまとめによると、神護寺は奈良時代に和気清麻呂によって創建。戦乱による罹災などで興亡を繰り返した後、赤穂城を築城した浅野長直が寛文3年(1663)に城の鬼門の守りとして境内に山王権現社を建立し、寺も再興した。
同寺は寛文元年に完成した赤穂城の鬼門の方角にあたり、築城の3年後に長直が「三十六歌仙絵扁額」(市有形文化財)を奉納。今回市文化財に指定された石造物も築城記念、自家の武運長久を祈願して寄進されたものと思われる。
市教委によると、良欽寄進の手洗石は、市内に現存する259基の中で最古。良重が寄進した石灯籠は549基中3番目に古く、「これら最古に属する石造物がまとまって存在し、赤穂浅野家の城下町建設の意図が汲み取れることなどから市指定文化財にふさわしい」としている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年8月28日(1909号) 1面 (10,305,772byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂城と忠臣蔵 スマホで音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2024年12月14日四十七士の和紙人形 赤穂大石神社へ奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年12月07日義士祭パレード実況担当へ高校生ら特訓中 [ 文化・歴史 ] 2024年12月05日「博士」目指して忠臣蔵検定 40問に挑む [ 文化・歴史 ] 2024年12月02日児童ら地域の名所巡る「尾崎ウォークラリー」 後世残したい自然と風景 写真展「わが千種川」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月30日義士祭奉賛学童書道展が開幕 1日まで 赤穂義士・堀部安兵衛の自筆遺書再発見「命がけの覚悟」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月26日JAXAミッション支援 高校生たちが観測チャレンジ [ 文化・歴史 ] 2024年11月17日美術家8人が出品「群象の会」展 22日から [ 文化・歴史 ] 2024年11月15日獅子舞4団体が熱演 赤穂市伝統文化祭 [ 文化・歴史 ] 2024年11月10日アートで地域の魅力さらに 御崎でプロジェクト [ 文化・歴史 ] 2024年11月06日獅子舞保存会4団体出演 9日に伝統文化祭 日展書の部11年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年11月03日赤穂市文化賞・スポーツ賞など 7団体50個人表彰
コメント
0 0
投稿:うつみ 2010年08月26日コメントを書く